影響力の武器
■著者:ロバート・B・チャルディーニ
コントラストの原理を代表に、人に与える影響心理学を学べる本である。これを読めば、自分の周りにどれだけ心理学が駆使されているかが見えてくるし、スムーズにいかない状態も、こんな心理学を学べば、解決の糸口が見えてくる。
例えば、ある経済紙にはこの本の紹介で、『決して悪用してはいけない』と評していたが、事実、それだけ『影響力のある』本だということなのだ。
私はというと、過去に警察の誘導尋問で、思い当たる節があって面白かった。以前から私は、例えば私が特殊部隊や秘密組織の一員で、相手に万が一拉致されたとき、情報を吐かせるためにたとえ自白剤を投入され、昏睡状態に陥ったとしても、心理かけひきに負けない人間になりたいと思っていたが、(尋常じゃない…)この本からはそういった強い力の第一歩を踏み出せる、巧みな術を学べるのだ。