名言と真剣に向き合って、偉人の知恵を自分のものにしよう!
運営者
Contents|目次
考察
『完全な見通し』をするということは、その終着点に『死』を見ることになる。私などは完璧主義なのでよく意味が分かるが、(どうせ死ぬなら積み上げるだけ無駄だ)と考えてしまうのが、この性格の人間である。
オーストリアの詩人、リルケは言った。
あるいは、『完全な見通し』など出来ない。何を持って『完全か』という判断など出来ないからだ。あるいは、『不完全か』という判断も出来ない。人から見たらそれで十分『完全だ』と言われるし、違う人から見ればそれは『まだまだ不完全だ』と言われることになる。
分析心理学の創始者、ユングは言った。
エレノア・ルーズベルト元大統領夫人は言った。
途中に入れた偉人たちの言葉は、今挙げた問題の悩みの『外』にいるようだ。
日本の現代の経営の神、稲盛和夫は言う。
『楽観的に構想し、悲観的に計画し、楽観的に実行する。』
見えない先のことについて憂う必要も、奢る必要も無く、イチローの言う様に、
与えられた命の日数で、やるべきことをやるだけなのである。私の旧友に、
と言うのが口癖だった人間がいたが、彼はしばらくニート生活を続けていた。一体いつになったらその時は満ちるのかと、友人たちと裏で笑いあったが、彼なりに自分の人生について葛藤していたのだろう。また彼は、
と言うのも口癖だった。そんな幼少期の頃に抱いた自分なりの夢と、直面する厳しい現実との折り合いがつかないことも、その葛藤の時期の原因だったかもしれない。彼は今、『ビッグな人物』になっているということはない。至って普通の人生を生きている。いや、長らくニート生活をしていた彼にとっては、その普通の人生を生きるということは、前進していることになる。
しかし、彼の心底にある魂は喜んでいるだろうか。今の生活に震えているだろうか。誰もが前に出ると叩かれ、自分のアイデンティティを見失いがちになり、自信を失って人生に妥協するものだ。しかし、時にその衝突を恐れずに猪突猛進に突き進む人生への姿勢が、立ちふさがる大きな試練の壁を打ち破ることがある。
アインシュタインは言った。
人生の黄昏時を迎えて後悔するのは、『負ってきたリスク』ではない。
- 避けてきたリスク
- 立ち向かわなかった恐怖
- 掴まなかった機会
であることを、今一度立ち止まって考えるべきである。
Twitter上の考察意見
『決心する前に、完全に見通しをつけようとする者は、決心することはできない。』
この言葉はどういう意味?
— IQ.(名言考察) (@IQquote) January 4, 2020
※これは運営者独自の見解です。一つの参考として解釈し、言葉と向き合い内省し、名言を自分のものにしましょう。
当サイトにある500人の偉人の8000の名言は、ぎゅっと集約して『38』にまとめられます。人間がいる以上未来永劫廃れることのないこの情報を、決してお見逃しなく。
『38の黄金律』へ
名言一覧
Pickup名言
名言AI
シェイクスピア『世の中には幸福も不幸もない。ただ、考え方でどうにでもなるのだ。』 王陽明『友に対するに、相手に学ぶようにつきあえば成長が得られるが、相手の上に立とうとするのは悪いことになるだけだ。』 アウレリウス『人間はお互い同士のために創られた。ゆえに彼らを教えるか、さもなくば耐え忍べ。』