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ヒルティ『諸君にとって最も容易なものから始めたまえ。ともかくも始めることだ。』

名言と真剣に向き合って、偉人の知恵を自分のものにしよう!

ふむ…。

運営者

考察

ゲーテは言う。

 

そこに書いたが、誰だって気が遠くなるほど高い目標を見上げた時、

 

目標

 

(これを一から自分が積み上げるとなると無理かなあ)と思うかもしれないが、それはただの勘違いだ『完成されたピラミッド』を見るから、圧倒されるのだ。

 

図解版で考えてみよう。

 

 

何の事はない。一つ一つ積み上げているだけだ。まずは始めることだ。そうしなければいつまでも明日の二段目、明後日の三段目には到達しないだろう。

 

アメリカ合衆国建国の父、ベンジャミン・フランクリンは言う。

 

当たり前だ。何度も言う様に、今日の一段目を積まなければ、明日の二段目は無いのだから。はじめの一歩を踏み出せない気持ちはよーく知っている。

 

だが関係ない。

 

関連リンク:ルフィ『うるせェ!!!いこう!!!!』

 

『諸君にとって最も容易なものから始めたまえ。ともかくも始めることだ。』

 

始めなければ次の境地へは行けない。例えば私の部下は、自分の欲望に執着していて、いつまで経っても次の境地に進むことができない。例えば、入社して10年経ったが、この5か月でした遅刻の数が、実に20回である。これはもう異常者のレベルだ。

 

現に、彼は吃音症という言語障害を持っていることから、精神的な問題を抱えていることは判明していることである。その他にも、『掃除をしろ』と言っても掃除が一向にできず、棚に詰め込んで表面から見えなくすることを『掃除』だと思っていてぞんざいな掃除しかしないあたりは、『ADHD』の病気にも似た異常性がある。

 

そんな彼が、10年経った今、『私の忠告を無視して』未だに遅刻をし続けている。私がした助言とは、『8時に出社するなら、7時に起きろ』というごくごく当たり前のことだ。

 

しかし彼は、自宅でやる仕事であることに付け込んで、ギリギリまでベッドから起きず、8時少し前にメールをしてくるというぞんざいな生活態度に甘んじ続けている。そして結局8時を過ぎてしまい、遅刻をするということを繰り返しているのだ。

 

遅刻

 

ある日のカンブリア宮殿で、ある経営者が、創業者である祖父に、8時半出社の会社で8時に出社したら、

『今、何時だと思ってるんだ。お前は6時半に出社し、みんなの机を拭き、オフィスを掃除しろ。』

 

と怒鳴り散らされたという内容を放送していた。これが当たり前の心構えだ。この経営者の場合は、『二世』というレッテルのこともあるし、『次期社長』という問題もちらついている。それくらいのことをしなければならないことは当然で、しかし、それを成し遂げた彼には、経営者の資格はあると認められるのである。

 

一方、部下はどうだ。10年経っても遅刻をし続ける。異常なまでに、どんなに制裁をしても、殴っても、口で言っても、またあるい『北風と太陽』で逆療法で考えても、許しても、待ってみても、何をしても治ることがない。

 

『諸君にとって最も容易なものから始めたまえ。ともかくも始めることだ。』

 

彼にとっての『最も容易なもの』とは、一見するとその起床のメールを1分だけ早めていくことである。だからこそ遅刻をするたびに、1分ごとにメールが早くなる。だが、その数日後にはまたメールする時間がどんどん遅れてきて、8時を過ぎてしまうのである。

 

遅刻

 

ヒルティは、このような未来を想定してこの言葉を言ったのだろうか。いや違うだろう。ヒルティは、状況を改善するためにこの言葉を捻出したのだ。ということは、ヒルティがこの部下に言うとしたらこうなるだろう。

 

『君は8時までにメールをして仕事をするらしい。だが、それが何度も何度も遅れてしまうらしい。世の中には会社に出社するために、タイムカードを押す最低でも一時間前には起きるのが常識だ。女性なら化粧の時間もある。

 

それに比べて君はあまりにも恵まれている。だとしたら、考えるべきなのはそこだ。一分でもいいから寝る時間を確保したい。そう考えるのは、自分が被害者だと思っているからだ。では、前日本当に夜遅くまで仕事をしているのだろうか。

 

聞けば、最初は元々9時~19時という営業時間だったというではないか。休憩時間も2時間ある。それで制裁によって、8時~21時になった。それは最初からそう言われていたはずで、しかし自分で勝手に自滅し、そういうことになった。

 

自滅

 

だが、それでも21時だろう。世の中には終電ギリギリまで仕事をしている人はごまんといる。そんな中、君はあまりにも恵まれている。だとしたら、考えるべきなのはそこだ。

 

つまり、君がやるべき『最も容易なこと』とは、起床時間を一分早めることではない。自分がどれだけ恵まれている状況にいるか、内省することだ。それをしない限りこの問題は解決せず、解決しないままなら、君がその『最も容易なこと』を怠ったということだ。

 

例えば、『あ!』と言う。今、それをやれと言われたらすぐにできるはずだ。吃音症でもこれはできる。だが、それをやったところで何か状況は改善するだろうか。

 

しないなら、君がやるべき『最も容易なこと』とは、『あ!』とことではない。起床時間を一分早めることでもない。自分がどれだけ恵まれている状況にいるか、内省することだ。』

 

 

MEMO

※これは運営者独自の見解です。一つの参考として解釈し、言葉と向き合い内省し、名言を自分のものにしましょう。

 

 

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