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ジョン・スチュアート・ミル『人生の色々な楽しみは通りすがりに味わうときに、人生を楽しくしてくれるが、一旦それを人生の目的とすると、とたんに物足りなくなる。』

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ふむ…。

運営者

考察

この言葉が捉えるテーマの背景にあるのは、『限界効用の逓減』、『プロスペクト理論』、バーナード・ショーの以下の言葉、

 

ショーペン・ハウエルの以下の言葉、

 

トルストイの以下の言葉、

 

あるいはその記事中にも書いた、聖書における『伝道者の書 5章』の項目、等である。

 

あるいはドストエフスキーの言う様に、

 

ということなのである。

 

『人生の色々な楽しみは通りすがりに味わうときに、人生を楽しくしてくれるが、一旦それを人生の目的とすると、とたんに物足りなくなる。』

 

例えば、『サプライズ』だ。あれは、あると思っていなかった幸せが急に訪れたから、期待していなかった分、とても嬉しくなる。だが、最初からあると思っていたのであれば、心の準備ができてしまっているため、喜びは半減されるわけである。

 

サプライズ

 

私は人に奉仕するのが好きで、喜ぶ顔を見るのが好きだ。だから人によくプレゼントをあげたり、何かを提供したりすることをよくやっている。しかし、やはりそれをするからには見返りが欲しい。ただ、見返りが欲しいから提供するのであれば、それは『奉仕』というよりは『エゴ』になってしまう。だから、『お返し』ではなく、『好反応』さえもらえればそれでいいと考えているのである。

 

その『好反応』という見返りをもらうために必要なのは、やはりこのサプライズの仕組みを利用することである。最初からあげると決めないし、祝うとも決めない。今回あげても、次回はあげる約束はしない。そういう姿勢を貫けば、確かに、

 

(あの人は一体何を考えているんだろう。不思議な人だなあ)

 

と思われるかもしれないが、その『不思議』性が私の行動パターンを雲がかったものにすることになり、読むことができなくなる。そしてサプライズの成功率が高くなるのだ。私は自分の普段の評価よりも、サプライズの時の相手の喜んだ顔を見る方が嬉しいのである。

 

私のような人間が一人はいてもいいだろう。他の多くの人が私のような生き方をすれば、私のような生き方に希少性は出ず、サプライズも失敗するだろう。まるで、レディーファーストが当たり前の国で、女性の荷物を持ってあげても『当たり前だ』という顔をされることがあるように、そういう常識がない場所、つまり誰もやっていないところでそれをやるからこそ、人の心は潤いを覚えるのだ。

 

レディーファースト

 

 

MEMO

※これは運営者独自の見解です。一つの参考として解釈し、言葉と向き合い内省し、名言を自分のものにしましょう。

 

 

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