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考察
あるいは、
ブッダの言葉の超訳としてこの記事を書いたが、これを見てわかるように、我々の人生も含めた一切の森羅万象は、『諸行無常』なのである。だから、別に病気だけに限ったことではないのだ。
最初から我々の細胞は老化が始まっていて、死に向かって生きていて、そして病、事故、事件、天災という脅威にさらされているのである。しかしブッダの記事に書いたとおりだ。それは別に、憂う事ではない。憂うのは、『執着』しているからだ。つまり、まだ理解していない。『最初からそうなっているのだ』と言っているのに、まだ『でも』などと言って人生に執着している。
淡々とこの境地にたどり着くまでだ。人間が達観するために必要なことは、自分の心に目を向けることである。見るべきなのは以下の黄金律だ。
さて、もう一度ジョージ・エリオットの言葉を考えてみよう。
『性格はかたくもなければ不変でもなく、活動しており、変化していて、われわれの肉体と同じように病気にもなろう。』
この言葉をよく見ると、『病気になる』という話ではなく、『我々が病気になるように、性格も狂ってくる』という話をしているわけである。ということは考えるべきことは、『認知行動療法』のような、人格矯正についてである。
例えばうつ病だが、これを改善する為に必要なのは、
- 抗うつ剤
- 認知行動療法
の2つであり、そのうち、抗うつ剤だけで治療する場合と、その両方を用いて治療した場合では、鬱病の再発リスクが2倍近く違う。つまり、見るべきなのは以下の黄金律だ。
インサイド・アウトの重要性を理解していなければ、抗うつ剤等の『外部要因』の力だけに依存してしまう。本当に大事なのはこの世や人生に対する考え方で、そこに問題があったからうつ病になったのである。ジョージ・エリオットが言うような事実をきちんと受け止めていれば、
(私は認知行動療法が必要だ。)
という意識を持つことが出来、その歪んだ考え方(認知の歪み)を改善することができる可能性が高くなる。こうした事実を真正面から見れる人間は、とても勇敢である。
※これは運営者独自の見解です。一つの参考として解釈し、言葉と向き合い内省し、名言を自分のものにしましょう。
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