名言と真剣に向き合って、偉人の知恵を自分のものにしよう!
運営者
考察
PRESIDENT 2014.11.3号にはこうある。
(省略)なぜか。自分がステップアップして成果を出すには時間がかかるからです。それよりも、足を引っ張って相手をおとしめたほうがずっと効率が良い。本能的にそのほうが楽だと知っているのでしょう。ヒトはサルのようにマウンティング(馬乗り)して個体間の優位性を誇示しない代わりに、嫉妬した仲間の成功の邪魔をするものです。by心理学者 植木理恵
そして、『心のブレーキの外し方』にはこうある。
あなたがプラスに成長することを、無意識的にでも邪魔してくるような人たちは、そもそも”友達”と呼ぶに値しないのです。
もうわかっただろう。人間関係に『楽』をするような人間に『真の友人』はいない。なぜなら真の友人とはむしろその逆で、相手の為に『苦』、『損』を買って出るものである。それは大変優れた能力だ。そして、それが行われる人間関係は、崇高である。
『友人の苦難に同情することは誰にでもできるが、友人の成功に同感するには大変優れた性質が必要だ。』
またこれは、『苦難することは誰にでもあるが、成功をすることはめったにない』という経験の絶対数のことを表す言葉でもある。単純に、同情、あるいは共感する為に必要なのは『同じ経験』である。例えば、人が他人の気持ちを理解するようになったのは、最初、人が小指かどこかをぶつけていたがっているのを見て、
(痛そう!)
と思ったことが最初だという。つまり、人はまず、人の気持ちを理解するためには自分でそれと同じ経験をしなければならないのだ。パレートの法則とは、世の中の大体のことが80対20の割合で説明できることを示唆した法則である。この世の2割の人間が、この世の8割のお金を所有していた李、会社の2割の人間が、会社の8割の売上を担っていたりという具合に、世の中は大体この80対20の法則で説明がつくようになっている。
そう考えたとき、『成功者』というのは往々にして2割しかいない。絶対数が少ないので、オスカー・ワイルドの言うようになかなかその気持ちに共感できないのだ。嫉妬ということではなく、単純にこういう意味でもあるだろう。そもそもその『嫉妬』も、自分が同じくらい成功をしていれば湧き出ない感情だ。(君もその位置にたどり着いたか)などとして、余裕の態度を貫くことができる。そういう意味でも、友人の成功に同感するのはとても難しく、それができるのは人としてとても優れた人格を持っているか、優れた功績を残した人だと言っていいだろう。
※これは運営者独自の見解です。一つの参考として解釈し、言葉と向き合い内省し、名言を自分のものにしましょう。
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国木田独歩『友を得るに急なる勿(なか)れ。親友は自然に得る者なり。』 黒澤明『人間自分の苦労に正比例して価値判断をしてはならない。』 ラ・ロシュフーコー『われわれは生涯の様々な年齢にまったくの新参者としてたどりつく。だから、多くの場合、いくら年をとっても、その経験においては経験不足なのである。』