名言と真剣に向き合って、偉人の知恵を自分のものにしよう!
運営者
考察
『いまの世の中は、実にこの誠というものが欠けている。政治とか経済と言って騒いでいる連中も、真に国家を憂うるの誠から出たものは少ない。多くは私の利益や、名誉を求めるためだ。世間の者は「勝の老いぼれめが」と言って嘲るかしらないが、実際俺は国家の前途を憂うるよ。』
そもそも私は『国家』という概念に首をかしげている。言語の違いも、宗教の乱立も同じだ。ダイバーシティ(多様性)ですらそうだ。それがあることのメリットよりも、デメリットの方が目に付くことの方が多い。だとしたらそれは、人間の最高到達地点だとは思わない。
例えば道教の創案者の一人、老子は言った。
そもそも『仁義』という概念を人間が謳うようになったのはそれを掲げて依存して、道標としなければならなかったからであり、本来、別に必要なかった。
儒教の始祖、孔子は言った。
『法律?私は認めていない。』(超訳)
つまり儒教の教えは、
『徳による支配の為、支配者がしっかりしていれば、法律など必要ない。』
というものであり、人間に主体性があり、意志を大事にする矜持があるなら、国家や法律といった外部要因に依存する必要などないのだ。だがそれを『出来るわけがない』と決めつけているのである。それでは人間は永遠に争いをやめることはできないだろう。
※これは運営者独自の見解です。一つの参考として解釈し、言葉と向き合い内省し、名言を自分のものにしましょう。
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