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考察
『目的』とは、到達しようと目指す事柄。つまり思考は、『やろうと思わなければ、それをすることは出来ない』のである。私は思考放棄していた時代があるから、これを言う資格がある。あるいは、今の直属の部下が、本当にちょっと前まで、思考放棄をしていた。何と彼は、
部下
という発言をしたのだ。それだけではない。私の周りにはそういう人間がたくさんいたし、しかも、その数が半端ではないのだ。こんなことをたくさん経験しているからこそ、私には手に取るようにわかるのだ。人間は思考を、やろうと思わなければ、やることが出来ない。のである。
合理主義哲学の祖、デカルトは言った。
こんな言葉も、まずアインシュタインと同じような発想をしなければ、出てこない。別に疑問を持つことは無いのだ。当たり前のように、思考をしていると思っている。食事や睡眠、排泄をするのと同じだ。そういう、ごく当たり前のものだと思っているから、こうして粒立てて意識することが無いのだ。
だが、私は『思考放棄』というキーワードをよく知っている。そうなってくると、この『思考』というものは、『自然』ではない。『故意』であり、そこには『目的』がある。『内観』とは、この『思考』の中で、最上位にある『思考方法』だ。反省⇒猛省⇒内省⇒内観、この順番で、その思考の内容が、濃くなってくる。
ブッダがやったのは、
この『内観(ヴィパッサナー瞑想)』である。
私はかつて、思考放棄していた時代があった。それには、家庭内での宗教(キリスト教)の強要が強く影響していた。それから、実に波乱万丈な時間が流れた。そして私は『内観』に辿り着いた。私は別に、仏教徒でもキリスト教徒でも何でもない。こんな私が言っているのだ。『思考』は、やるべきだ。目的をもって、やるべきだ。
ここまで言っても、人間とは、自分で理解するまで価値に気づけない。もう、それでいい。
ゲーテは言った。
私自身がそうだったからだ。だが、覚えておいて損はないだろう。
※これは運営者独自の見解です。一つの参考として解釈し、言葉と向き合い内省し、名言を自分のものにしましょう。
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