老子『君子は盛徳ありて容貌愚なるが如し。』
中国の哲学者 老子(画像)
名言の意味を考えて、偉人の知恵を自分のものにしよう!
考察
『成徳(せいとく) 』とは、優れた徳。立派な人格という意味だ。
とある『仙人』を想像すればいい。どんな映画やドラマや物語でも彼らは必ず、まず、実力を知らない若者になめられて、見下されるところからスタートする。飄々としているのだ。掴みどころがない。
表層に支配されている血気盛んな若者の目は血走っていて、見識が濁っている。実際の力を、見誤るのだ。
『メタの世界』にも書いた様な、『表面上と水面下』の2つの実態についてもそうだ。表層の勝ちを相手に譲り、実際の主導権をこちらが握る。
かの『レッドクリフ(赤壁の戦い)』において、天才軍師、周瑜が見せた戦略がそれだった。表層の事になど支配されない。
西郷隆盛は言った。
『命もいらず、名もいらず、官位も金もいらぬ人は、始末に困るものなり。』
こういう人間は、強い。
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著者:一瀬雄治(Yuji ichise.)
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29.『耐え忍ぶことができる人間でなければ、大局を見極めることは出来ない。』
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老子『君子は盛徳ありて容貌愚なるが如し。』
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