ショーペン・ハウエル『求めていた対象を、はじめに辿った道では見つけえなかったのに、全く別な道で見つけることも少なくない。』

『回り道が近道のことがある。それが人生だ。』

『一足跳びに山の頂上にあがるのも、一歩一歩としっかりと登ってゆくのも、結局は同じこと。むしろ一歩ずつ登るほうが途中の草木や風物を見ることができるし、一歩一歩を慥（たし）かめてきたという自信をつかむことができる。』

『人の一生は曲がり角だらけだ。』

『登山の目標は山頂と決まっている。しかし、人生の面白さはその山頂にはなく、かえって逆境の、山の中腹にある。』

『実業人が実業人として完成する為には、三つの段階を通らぬとダメだ。第一は長い闘病生活、第二は長い浪人生活、第三は長い投獄生活である。このうちの一つくらいは通らないと、実業人のはしくれにもならない。』

何が起きるかなんてわからないなあ。わかるはずもなかったんだけど。でもその時は常に必死で、目の前のことを命がけでやっていて、自分の思い描いた通りには事は運ばなかったけど、だけどこうして思いがけない好展開が起きて、人に言えることは何かなあ。やっぱりこれは例の言葉になるんだろうなあ。

『諦めなければ、夢は叶う。』この言葉って本当で、そしてこうも重たく、深遠だったんだなあ。