板橋興宗『人と比べたときから不幸がはじまり、あと先考えることから不安が生まれる。人生に失敗はない。あるのは愚痴だけである。』
日本の僧 板橋興宗
フランスの数学者、コンドルセは言う。
詳しくはそこに書いたが、人間は他人と比較し、自分の幸福度を確かめてしまう傾向がある。行動経済学者ニック・ボーダヴィーの著書、『幸福の計算式』にはこうある。
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(省略)
彼によると私たちの行為は、頭の中にある抽象的ルールだけでなく、コミュニティの他の人たちの行為によっても決定づけられるという。
(中略)
一方デューゼンベリーは、個人の消費活動は、自身の抽象的な生活水準よりも隣人と張り合おうとする気持ちに左右されると主張した。
(中略)
私はホンダ車が好きで、買う余裕があるから、ホンダ車を買ったのだ。─隣人がホンダ車を持っているから、自分も持っていないと不幸になるから、ではない!
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あの人より地位が高い、あいつより給料が良い、 あの子より可愛くて綺麗でお洒落だ、あの人よりリア充である。そうやって人と比べるから、優越感が出るし、そして劣等感も出る。これ一つ考えただけで、もうヒントだ。
余計なことを見なければいいのである。
では、『余計なこと』とは何だろうか。それがわからないから、皆それに支配され、あくせくしているのだ。
だが、もう答えは出た。
『あくせくしてしまうこと。自分の足を引っ張ること。』
これが『余計なこと』なのである。
これを見なければいい。実に簡単な話である。
簡単に考えられない?だとしたら『それ』だ。足枷は。
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著者:一瀬雄治(Yuji ichise.)
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