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考察
『僻論(へきろん)』というのは、『間違った意見』という意味だ。正論の対義語という意味合いである。
徳富蘆花は言った。
それはそうだ。既に『黒』としてまとまっている概念を真っ向から否定して、『いや、白が正解だ』と言って飛びかかるわけだ。
と言い捨てられるのが関の山である。つまり『 』を付けた方がわかりやすい。
『正論』では革命をおこせない。革命をおこすものは『僻論』である。
これなら『正論(とされているもの)』であり、『僻論(とされているもの)』になるわけで、だとしたら、『だが、別にその(されているもの。まかり通っているもの。既成概念)は、真に正しいものかどうかは定かではない』という考え方が垣間見えることになる。
デカルトは言った。
その、まかり通っている常識は、本当に真理の道の上にあるのだろうか。ないのであれば、それは短命である。『僻論』によって、淘汰されるだろう。
※これは運営者独自の見解です。一つの参考として解釈し、言葉と向き合い内省し、名言を自分のものにしましょう。
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