ヘンリー・デイヴィッド・ソロー『人の運命を決定するものは、その人が自分自身をいかに理解しているかということである。』
アメリカの作家 ヘンリー・デイヴィッド・ソロー(画像)
名言の意味を考えて、偉人の知恵を自分のものにしよう!
考察
村上龍は言った。
『自分が欲しいものが何だかわかっていない奴は、何も手に入れることが出来ない。』
まずはこの考え方だ。この考え方で、人間の人生は大きく変わると言っていい。スティーブン・R・コヴィーは、著書『7つの習慣』で、『主体者』と『反応者』の違いをこう断言している。
『率先力を発揮する人としない人との間には、天と地ほどの開きがある。それは、25%や50%の差ではなく、実に5000%以上の効果性の差になるのだ。』
自分の人生がどんなものであるかを理解している人間には『主体性』がある。たった一度の人生を、なぜ人に従って生きていかなければならないのかという、『自由民の意志』がある。
アリストテレスは言った。
『実際に奴隷である人、あるいは自由民である人のすべてが、生まれながらに奴隷または自由民であるとは限らない。』
つまり、自分の人生の舵を握り、主人となって文字通り、主体的に生きる人は、例え生まれた身分が奴隷であっても、彼は奴隷ではない。
だが、自分の人生の舵を握ることを放棄し、舵を握ってくれる主人を探して反応的に生きる人は、例え生まれた身分が自由民であっても、彼は奴隷である。
『自分自身への理解』というのは、まずそういうことだ。『自分自身』とは、『唯一無二』なのであり、それに気づけるかどうか、ということが『理解』なのである。
そしてもう一つ付随して考えるべきなのは、『ホームとアウェイのからくり』である。色々と言うことはあるが、しかしまずの大前提として決定的な事実に、
『人間の能力が最大限に発揮されるのは、ホームである』
というものがある。例えば、アウェイだと感じた瞬間に、何もない場所でつまづいてしまう現象があるが、それが『能力を発揮されている状態』かどうかを、考えてみると良い。
唯一無二の人生を『理解』し、『主体的』になり、この世が『ホーム』と化せば、その対極にいる人間と比べた時、人間の運命には天と地の差が出る。
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著者:一瀬雄治(Yuji ichise.)
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