名言と真剣に向き合って、偉人の知恵を自分のものにしよう!
運営者
考察
例えば、両親から教わった『正直者であること』の教えは、教師からも同じように教わることになる。決して『正直者が馬鹿を見る』という教わりかたはしない。夢を持ってもらいたいし、正しい人間になって欲しいと願うからだ。
しかし、社会に出ると、正直者で心優しい人が、利他の精神を磨きすぎていて、利を獲得する為の『営業』を上手く行うことが出来ない。私自身、何度詐欺まがいの利己的な営業を目にしてきたことだろうか。ビジネスの世界で、むしろ自社の利益を優先させないやり方を取ることは、珍しいくらいだ。
競合と競争し、自分たちの生活費を稼ぐために躍起にならなければならない。一体全体、今まで植えつけられてきた思想は何だったのだろうか。先人たちは、『これが現実なんだよ。』、『これが社会だ。』などと言って口を揃える。
何度もしつこく電話をかけ、弱みにつけ込んで、強引に営業を決める人間が、会社ででかい顔をする。まるで、『利己的になればなるほどヒーロー・ヒロインになる』という常識が、蔓延しきっているのだ。
彼らは高級を取り、その金で家賃の場所に住み、余暇時間を海外で過ごす。まるで、『成功者』だ。人間は、この『成功者』に一度は憧れるが、目の前にいるその『成功者』は、どこか『成功』という名があまり似合っていない。
親と教師に教わった教えを思い出す。彼らの教えは、今思い出しても結局あまりビジネスには役に立ちそうもない。しかし、心底の部分で、やはりどうも彼らの教えの方が、人として崇高であるような気がしてならない。
目の前には、『利己を突き詰めた成功者』。心底に植えついているのは、『利他を勧めた教育者』。一体どうすればいいのだろうか。人間は、誰もがこんな葛藤を一度はして、そして自分にしか出せない答えを導き出す。
※これは運営者独自の見解です。一つの参考として解釈し、言葉と向き合い内省し、名言を自分のものにしましょう。
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O・ヘンリー『私は正直者ですと自分でいう者は、決して正直者ではない。 私は何も知りませんという者は良く知っているし、私は何でも知っているという者はほら吹きである。何も言わない人間は賢明な人か、利己主義かのどちらかである。』 アルフレッド・テニソン『自尊、自己認識、自制。この三つのものが人生を最高の力へ導く。』 ジョン・ミルトン『悪魔は羞じろうて立ち、善のいかに怖るべきかを感じ、徳のその像いかに愛しきかをみる。』
関連する『黄金律』
『この世には、自分にしか歩けない道がある。その道を歩くのが人生だ。』