武者小路実篤『人生は完璧ではないが、ピアノや、ヴァイオリンより不完全な楽器とは思わない。』
日本の作家 武者小路実篤(画像)
名言の意味を考えて、偉人の知恵を自分のものにしよう!
考察
『人生は完璧ではないが、ピアノや、ヴァイオリンより不完全な楽器とは思わない。人生の曲をなり響かせれば、死も征服でき、永遠歓喜の世界の門を開いて、中にとっとと入る力がないとは言えない。しかし急いで死ぬ必要もないから生きているので、死が怖くって生きているのではない。』
ピアノやヴァイオリン、ギターやトランペット。そういった楽器と、人間の人生との違いがあるとしたら、その『可能性』だ。
楽器は、『物』だ。いや確かに、音楽を愛する人間にとっては、ただの物ではない。パートナーであり、親友であり、恋人であり、もしかしたら命の次に大事なものかもしれない。そしてそのポテンシャル(可能性)はすごい。プロがそれを使いこなすときその楽器は、見る者聴く者の心を虜にさせるのである。
だが、人間の人生は、それよりも多くの可能性を持っている。例えば、楽器を弾ける。そして、その楽器を製造できる。しかし、楽器は『音を奏でる』ことしかできない。
そう考えると、人生は楽器よりも遥かに可能性を備え持っている。身の毛のよだつような戦慄のメロディーを弾き荒らすことも出来れば、聴く者の心を洗い流す、美しい調べを奏でることもできる。
この無限の可能性を備え持った、たった一度の人生において、我々が、奏でるべき唯一無二の演奏は、どのようなものなのだろうか。
『刑務所の鉄格子の間から、二人の男が外を見た。
一人は泥を眺め、一人は星を眺めた。』
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著者:一瀬雄治(Yuji ichise.)
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