名言と真剣に向き合って、偉人の知恵を自分のものにしよう!
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考察
かつて10代の頃に私が抱いていたのは、こういう考え方だ。
思いやりと、余計なお世話は違う。相手にそれを受け入れる態勢があれば、それは思いやりになり、その態勢がなければ、余計なお世話、おせっかいになる。
私は両親から、クリスチャンになることを常に強要されて育った。だからこそ余計に、そういう葛藤をよく抱いていたわけである。中国の文学者、林語堂は言った。
重要なのは、『気の向くまま』という部分だ。自分の心底がその本や助言を求めていないのであれば、人の脳にはその情報は適正に焼き付くことは無い。人間には『RAS』というフィルターがある。そのフィルターは、自分にとって必要な情報か、そうでないかを判断し、もし不要だと思ったなら、その情報を遮断してしまうわけだ。
私のRASが当時、親からのクリスチャンへの強要に関する一切を、どう判断していたかは、説明不要である。そんな私も、『人生を本気で生き直したい』と決断した時、気づいたら本棚へと足を運んでいる自分がいた。言っておくが、私は当時、漫画以外は絶対に読まないような人間だった。教科書を見ただけで、息苦しさを覚えていたのだ。そんな私が、最初に手に取ったのは、心理学と、脳科学の本だったのである。
人の言うことを聞けなくなってしまった私は、本を読むしかなった。そして、その本の中でも、人間の構造を理解できるような、そのジャンルの本に興味を抱いたのだ。そして、理論や根本を理解するしかなかった。そうすれば、宗教に頼らずに生きていけるし、自分の人生を自分の意志でコントロールして、生きていけると思ったからだ。
当時、親も含めた他者からの意見を一切受け付けることが出来ず、教科書すらろくに見ることがなかった私が確かにいた。しかし今では、率先して自分の収入を書物に使い、あるいはこうして偉人の言葉と向き合って、内省して文章を書いているわけだ。今、部下はまるで当時の私である。何を言ってもその内容を理解することが出来ない。それは本心の部分で、私の施す一流の教育(一流になろうとする教育)が、『苦痛』であると考えている証拠であり、実際は、もっと『楽』をして生きていきたいと思っているからなのだ。
しかし、楽をすると、その歪みがどこか違う場所に発生するようになっている。会社でいうなら、お客だ。お客に『指導が行き届いていないぞ』と言われたらどうする。その責任を、誰が取ると言うのか。親はどうだ。親が生きているうちはまだいい。私も、父親が死ぬまでは、親は死なないものだと思っていた。しかし死ぬのだ。いつまでもあると思うな親と金。私は、彼が心底でこれらの教えを『求めていない』ことを理解している。理解しているが、それでも言い続けなければならない。それが教育なのだ。
教育の神、森信三は言った。
かつて私は、両親から偏った宗教を強要されていた。だからこそ、『押し付ける』ことが何であるかを人一倍理解していて、『一流の教育』というキーワードが出ているのだ。三流は金を遺し、二流は事業を遺し、一流は人を遺す。これら一切の背景を全て押さえたうえで、私はこれからも自分の部下や子孫に、求められる前に教育をしていく。
※これは運営者独自の見解です。一つの参考として解釈し、言葉と向き合い内省し、名言を自分のものにしましょう。
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