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ショパン『彼は何千人もの人に聴かせるように弾くが、私はただ一人の人に聴かせるために弾く。』

名言と真剣に向き合って、偉人の知恵を自分のものにしよう!

ふむ…。

運営者

考察

そのどちらの在り方や演出方法も、有効な手段である。例えばテレビ番組だ。『高視聴率』を狙った、健全で無難な番組を作ることは有効だ。子供に悪影響ではなく、家族みんなで観れて、美男や美女がほどよくいて、教養があり、『観てよかった』と、観終った後に思い、『また観よう』と思わせることで、視聴率が上がり、CM閲覧率が増え、商品やサービスが売れ、スポンサーが利益を得て、その資金で、更なる番組放送の継続、あるいはより健全な番組を作ることが出来るようになる。

 

ただし、重要なのは、『人気のあるタレント』と『教養のある人間』は『=』ではなく、ただただ教養だけを詰め込んで、識者向けに番組を構成しても、視聴率は上がらない。多くの視聴者は、ほどよく適当にテレビを観たいのであって、その『ほどよさ』を見極めて、そのニーズを満たす番組を作らなければダメなのだ。針が高すぎても、低すぎてもダメ。ちょうどいいところを維持しなければならない。

 

 

ただし、そうした『視聴率狙い』の番組作りを強く批判する人間がいる。例えば、松本人志だ。彼は、自分の作ったクリエイティブで勝負しなければ、もはやそこには『自分』はいなく、人目を気にし、自分を曲げてまで生きることに意味があるのか、そういうことを強く心に抱いている人間である。

 

松本人志は言う。

『視聴率が高い番組が、面白いわけじゃないからね。』

『視聴率が高い回が、面白い回ってわけじゃないからね。本当に面白い回が、低く評価されている。』

 

彼はショパンの言う後者である可能性が高い。また、本やネットなどの記事でも、『たった一人に話しかける様に書く』という手法は、人気が出る場合がある。ここでいう『人気』とは、どれだけシェアされるか、とか、そういうことだ。

 

 

フランスの詩人、シャンフォールは、

 

と言ったが、そこにも書いた『Facebookを集客に使う本』にはこうある。

刺激が少なくても、刺激が強すぎても、『いいね!』にはならない。

●平凡ゾーン(刺激が少なすぎる)

  • 面白くない
  • 興味が無い
  • 共感ポイントが無い
  • つまらない

●いいね!ゾーン(適度な刺激)

  • 納得できる意見
  • 勉強になる視点
  • 意外な発見
  • 面白い話
  • かわいい写真や動画
  • ためになる情報
  • 自分に関係がある情報、参加できるもの
  • いち早い情報

●危険ゾーン(刺激が強すぎる)

  • きついジョーク
  • 過激な意見
  • 怖い写真や動画
  • 特定の人、団体への批判、悪口
  • 政治的発言

実際は『危険ゾーン』に入ってしまうものはごくわずかだ。人は『非常識』と言われることをあえてしようとはしないからだ。

 

つまり、そのゾーンに入るような記事とは、往々にして『一人に問いかけるようなもの』であるわけだが、しかし、江頭2:50の美化された捏造記事が、『数万いいね!』を集めた、という事実について、どう考えるだろうか。何とも興味深いテーマである。

 

 

MEMO

※これは運営者独自の見解です。一つの参考として解釈し、言葉と向き合い内省し、名言を自分のものにしましょう。

 

 

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