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ラテンの諺『不幸な人は希望を持て。幸福な人は用心せよ。』

考察

不幸な人がいたとしても、その不幸がいつまでも続くことはないから安心するべきである。

 

幸福な人がいたとしても、その幸福がいつまでも続くことはないから警戒するべきである。

 

やまない雨はあるだろうか。いつまでも晴れの日が続くのだろうか。たとえそれが『随分と長い間』続いたからといって、それは永久に続くものではない。

 

そこが砂漠や南極じゃない限り、必ず事態は好転するし、そして暗転する。

 

晴れ

 

老子は言う。

 

アリストテレスは言う。

 

そして、渋沢栄一は名著『論語と算盤』で『得意時代と失意時代』という概念について書いている。

およそ人の禍は、多くは得意時代に萌すので、得意の時は誰しも調子に乗るという傾向があるから、禍害はこの欠陥に食い入るのである。ならば、得意の時だからといって気をゆるさず、失意の時だからとて落胆せず、平常心を保つことを意識することが重要である。

 

ラテンのこの諺は、古今東西のあらゆる状況で通用する、叡智である。

 

 

 

MEMO

※これは運営者独自の見解です。一つの参考として解釈し、言葉と向き合い内省し、名言を自分のものにしましょう。

 

 

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ジョルジュ・サンド『私達は肉体だけの存在でも、精神だけの存在でもない。私達は肉体であると共に精神でもある。この生命力のどちらかが欠けても愛は存在しない。』 アミエル『正直にしよう。正直であることは雄弁と徳業との秘訣であり、正直であることには道徳的な影響力がある。』 ヘロドトス『起こるかもしれないことを恐れてびくびくしながら無関心でいるより、半分はよくない結果に終わっても、いさぎよく大胆になって危険を冒す方がいい。』

 

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