ジード『ある年齢以後になると友人を選ぶよりは、友人に選ばれる場合の方が多い。』

名言と真剣に向き合って、偉人の知恵を自分のものにしよう！

考察

若い時代は、友人作りに躍起になる。周りを見渡せば、同級生や町の皆が友人同士でおしゃべりをしている。その光景が当たり前で、その当たり前の常識から外れてしまわないように、常識人であるべきだという強迫観念の下に、あるいは単純に孤独への恐れから、友人作りに躍起になる。しかし歳を取る、いや、というより精神が熟達してくると、『たまたま周りにいる人』＝自分の友人になる理屈がおかしいことに気が付く。自分が常識に囚われ、強迫観念に支配されて躍起になっていたことに気が付く。

仏教の開祖釈迦（ブッダ）は言った。

『天上天下唯我独尊』だと。それは、この世に自分という存在は、たった一人しかいないことを知り唯一無二の人生を、悔いなく生きるべし、という意味なのである。

また、アインシュタインは言った。

『常識』などという強迫観念に躍起になって、このたった一度の人生を無駄にするところだった。そう気づいた人間は、人目など気にせず、自分の人生をひたすらに生き貫くようになる。その道で出会った人間こそ、自分の本当の友人なのである。友人とは、自分の歩くべき道を逸れてまで探しにいくものではない。自分の歩く道の上で、必然的に出会うものなのだ。

関連する『黄金律』

『本当の友人とは。』

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