名言と真剣に向き合って、偉人の知恵を自分のものにしよう!
運営者
考察
『相性って難しいと思うよ。結局それって鍵と鍵穴みたいなもんで、最近の鍵は、一応どの穴にでも入ることは入るんだよ。でも、ぴったりとくるのはただひとつだけ。ぴったりこないと鍵は回らないし開かないよね。』
この言葉を聞いて思い出すのはこれだ。『ソクラテス・イエス・ブッダ 三賢人の言葉、そして生涯』にはこうある。
喜劇作家であるアリストパネスは演説でこう言った。
『かつて人間は二つの肉体が背中合わせとなった存在であった。』
一体となっている二つの肉体のどちらも男である場合、どちらも女である場合、そして男と女である場合(両性具有=アンドロギュロス)があった。残念なことに、ゼウスの決定により、彼らの肉体は二つに分断された。それ以来、私たちは分離されてしまった片割れを求めている。元の肉体の組み合わせにより、求める片割れは男もしくは女である。アリストパネスによると、この探究こそが私たちが愛と呼ぶものである。愛とは、失われた原初の結合を回復しようとする欲求である。愛によって自分と一体であるべき片割れを見つけ出し、私たちの本来の姿を完全に回復できた時、私たちは最高の幸せを手に入れることが出来る。
この話が神話だとか、真実ではないとか、そういうことが重要なのではない。重要なのは、おそらく木村拓哉は、アリストパネスのこの話を知らなかったということだ。それなのに、なぜ彼らの言葉や考えは、同じ方向に傾いたのか。ここに注目したいのである
※これは運営者独自の見解です。一つの参考として解釈し、言葉と向き合い内省し、名言を自分のものにしましょう。
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タキトゥス『人間は地位が高くなるほど、足もとが滑りやすくなる。』 ヘロドトス『弓は使う時には引き絞るが、使わぬ時には緩めておくもの。』 カミュ『哲学の価値は、その哲学を発表した哲学者の価値によって決まる。その哲学者が偉大であれば偉大であるほど、その哲学も偉大となる。』