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神谷正太郎『経営者には六段階の時期がある。』

名言と真剣に向き合って、偉人の知恵を自分のものにしよう!

ふむ…。

運営者

考察

2.会社として利益を生み、蓄積を考える時期。

 

やはり、会社として成立させる為には、それなりの形を捻出する必要がある。それが『黒字経営』だ。普通に考えて、売り上げを上げ、健全な経営をやっている、という形を作り上げる必要がある。どちらにせよそうじゃなければ会社は破綻してしまうし、長く経営を続けていこうと思ったら、必ずそうした健全な経営の形に、持っていく必要がある。

 

3.売上高や社員を含めて、会社全体を大きくしたいと願う時期。

 

そういう方向に向かっていくと、だんだん売り上げも上がってきて、ということは、顧客満足度が高まってくるということになる。義と利、その両面が揃いはじめ、気分はとても良い。後は単純に、このままどこまで行けるか、ということを考えるのみだ。

 

4.人や組織作りに一生懸命になる時期。

 

だが、『膨張』と『成長』は違う。どこまで行けるか、ということに支配され過ぎて、やるべきことをないがしろにして膨れ上がることは、膨張である。膨張は、弾けるのが相場だ。人や組織作りを怠って規模だけを大きくしようとするなら必ず失墜する。

 

5.業界や、世の為、人の為に尽くす時期。

 

以上のことを全て踏まえて、『義利合一』の精神が完全に身についたころ、やはり、自分の人生の間にはおよそ達成不可能なことがあることを知る。例えば、1000兆円を手に入れることは出来ない。その様にして、行くところまで行くと、ある種の達観を得る。残り少ない人生の時間の中で、自分がその会社の経営者として、世に出来ること、自分に出来ることは何か。そういうことを考え抜き、大義に燃えるようになる。

 

6.死んだとき悪口をいわれないように努める時期

 

つまりは正当化だ。そこに這い上がってくるまでに様々な黒歴史もあった。しかし、そのどれもこれもが、通るべき道だったのだと言い聞かせ、最善は、自分のこの儚い命を人類の長い歴史の一部として刻み込み、偉人(偉大なる人物)の一員として数えらえるよう、総まとめに入ろうとする。

 

『ピークエンドの法則』とは、『終わりよければすべてよし』という考え方だ。終わりさえ良い方向に持っていけば、その人の印象が良い印象で終わる、という法則のことである。例えば、マイケル・ジャクソンは、正直その生涯を終える直前まであまり印象を持っていなかった。子供の足を掴んで窓から落とす仕草をしてみせたり、妙な噂も多々あって、ブームもとっくに去っていたことから、単なる『お騒がせ者』の印象しかなかった。それが事実かどうかはさておいて、そういう印象が浸透していたことが事実だった。

 

だが、彼が死んだとき、世界中が騒いだ。刑務所では彼の曲で踊り、各界の著名人たちが彼の死を惜しんだ。その影響で、彼の『エンド』は最高のものとなった。従って、彼が直前までに世間から抱かれていた『お騒がせ者』の印象は、完全に打ち消され、彼の名前は『稀代の偉人』として、人類の歴史に燦然と輝き続けることとなった。

 

 

 

 

 

MEMO

※これは運営者独自の見解です。一つの参考として解釈し、言葉と向き合い内省し、名言を自分のものにしましょう。

 

 

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