このSTRONG WORDはくだらないので飛ばそうと思ったのだが、いくつか書く条件が揃っていた為、あえてそういうものは書いた方が良いと思って、今回の内省に至った。 例えばこれを書いているつい前日に、 こういうニュースた入ってきたのだ。
元交際相手の女性に、「このままじゃ貴女を殺してしまいそうで怖いんです」などとメールを送り、 女性を脅したとして、21歳の大学生の男が逮捕された。
それから記憶に新しい、ストーカーの殺人事件。つまり私は、決してこのテーマをないがしろにしてしまってはいけないという考えに至ったのだ。しかしそれでも、 本当にくだらないものはくだらないのだ。 人間として、こんなにくだらない話はない。 自分のものにしようという独占欲や執着心。 相手の気持ちを全く無視した、圧倒的思慮と配慮の欠如。 実に、 地球のトップに君臨して、地球の環境保護を取り仕切り、 動物を動物園に入れたり保護したり、実験したり、 虫を『害虫』と言って駆除したりする割には、 こんなくだらないことをしてしまう。 彼ら・彼女らを本当に『人間』と定義づけていいのだろうか。 殺された人の人生は? 遺された遺族の思いは? 在るはずだった新しい多くの命とドラマと、尊い友情・愛情は?一体どうするつもりなのだ。
『他の誰かのものになるくらいなら!!! 血しぶきを上げて死ねしらほしィ~~!!!』
例えば、『阿部定事件』というものがあった。
阿部定事件(あべさだじけん)とは、 仲居であった阿部定が1936年(昭和11年)5月18日に東京市荒川区尾久の待合で、 性交中に愛人の男性を扼殺し、局部を切り取った事件。 定は逮捕されると 「私は彼を非常に愛していたので、彼の全てが欲しかった。 私達は正式な夫婦ではなかったので、石田は他の女性から抱きしめられることもできた。 私は彼を殺せば他のどんな女性も二度と彼に決して触ることができないと思い、彼を殺した…」 なぜ石田の性器を切断したかは 「私は彼の頭か体と一緒にいたかった。いつも彼の側にいるためにそれを持っていきたかった」 と供述している。 ───『Wikipedia』
もちろん、この事件の被害者は彼女と関係を持っていた為、 全くの無関係、あるいは一方的な感情でストーカー殺人されたこととは状況が違うが、 彼らのような行動を取る人間の、代表的事件だと言っていいだろう。 おかしいのは、実はそんな阿部定に、 事件後、全国の女性から『ファンレター』が届いたというのだ。 (あなたの気持ち、わかります。) なるほど。 『恋する乙女』の気持ちは尊いというわけだ。
だが次の話を聞いてどう思うかだ。 よく、『恋は盲目』とか、『恋をしたらあの子は”こう(視野が狭くなるジェスチャーを入れて)”だから』 と聞くだろう。権威ある脳科学者が非常に興味深いことを言うのだ。
『ヘロインをやっているときと、恋をしているときの脳の状態が、瓜二つなんです。』
実は、『恋は盲目』という言葉は、本当なのである。 恋をするとき、脳内の『テグメンタ』という部分が活性化していて、 実は、これがヘロインを使用しているときの脳の状態と酷似しているというのだ。 では話を戻そう。もし、ヘロイン(麻薬)中毒者が彼・彼女らのような事件を起こしたら、 あなたはどう思うだろうか。 それでも『ファンレター』を送るだろうか。
トルストイは言う。
『愛』は与えるもの。『恋』は奪うもの。 それは本当にその人への『愛』か?今一度このことについて、よく考えるべきである。一途で尊いと思っているその感情はもしかしたら、 ただ薬物乱用をしたときに出る報酬系物質に支配されているだけの、 愚かで、弱き心なのかもしれない。
Vアニメ「ワンピース」15周年記念!15の名場面で綴る感涙PV
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この記事は2009年に書いたものです。とても未熟な時期に書いたものなので、いずれまた修正いたします。またこの記事は運営者のワンピースに対するリスペクトの想いから書いていますが、もしこの画像の著作権が問題になる場合は、画像をすぐに削除いたします。