名言を自分のものにする

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名言

 

 

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自己/精神 名言

 

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『アクシデントが起きると、人はそれを変えようとするが、人には変えることが出来ない。アクシデントが人の内面を明らかにするだけだ。』

 

人物:パブロ・ピカソ

人が3つ出てきているが、まずこういう解釈が出来る。最初の『人』は、自分も他人も含めた、全ての人だ。そして次の『人』は、他人だ。

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『昔、母は私にこう言った。お前が軍人になれば、将軍となるでしょう。修道士になれば、法王となるでしょう。そして私は画家となり、ピカソとなった。』

 

人物:パブロ・ピカソ

重要なのは、この言葉にどんな根拠があるのか、とか、母親が一体どういう人物だったのか、とか、そういうことではない。

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『芸術とはわれわれに真理を悟らせてくれる嘘である。』

 

人物:パブロ・ピカソ

まず、『芸術は嘘である』というところを見る。それがわかった後、『しかし、結果的にそれで真理を悟ることが出来る』ことが浮き彫りになる。だとすると、考えられるのは、『背理法』だ。

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『私はいつも自分のできないことをしている。そうすればできるようになるからだ。』

 

人物:パブロ・ピカソ

正確には、『そうすれば出来ないことが無くなって、出来ることが多くなるからだ』だ。その言い回しの方が的を射ている。

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『良い芸術家は真似をする。偉大な芸術家は盗む。』

 

人物:パブロ・ピカソ

言わずと知れた天才画家、ピカソ。数々の名作を生んだピカソだが、その中に『ゲルニカ』といういや、そもそも『真似』も『盗み』もダメだ。ダメなのに、あえてこの言葉を使っている。

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『他人を模写するのは必要なことである。しかし、自分を模写するのは哀れなものだ。』

 

人物:パブロ・ピカソ

『模写』というのは、そっくりそのまま、それを丸写しする、実物そのものに、似せて写すということである。

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『回教徒が寺院に入るとき靴を脱ぐように、私は仕事中、ドアの外に肉体を置いてくる。』

 

人物:パブロ・ピカソ

『回教』とは、イスラム教のことだ。それは別に関係ない。ただ、そのような人たちが寺院に入るときに靴を脱ぐのと同じで、ピカソも、自分のアトリエに入るときに、ドアの外に肉体を置いてくるということだ。

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『絵を描くのは美的活動ではない。この敵意に満ちた奇妙な世界と我々の間を取り次ぐ、一種の魔術なのだ。』

 

人物:パブロ・ピカソ

絵を描くという作業を、『美的活動』ではなく、『作業』でもなく、『魔術』として『捉えた』ということだ。別に、美的活動として捉えても全然いい。しかし、ピカソはそうしなかった。

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『芸術家の資格は、智慧と注意と誠実と意志のみである。』

 

人物:パブロ・ピカソ

『のみ』と言う割には、随分多い印象を受ける。智恵、注意、誠実、意志の4つが揃っていたのなら、別に芸術家でなくても、あらゆる人間がその道で結果を出すことが出来そうだ。

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『ようやく子どものような絵が描けるようになった。』

 

人物:パブロ・ピカソ

子供の様な絵と、子供が描いた絵。どちらが価値があるということは、周知の事実だ。だが、まるでピカソの言葉を聞くと、子供が描く絵の方が、価値があるという風な印象を受けるわけだ。

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『希望よ、お前は心を鉄に鍛える。』

 

人物:ベートーヴェン

逆に、希望がない人間の心には、ぽっかりと穴が空いている印象を受ける。これは、私の部下にそういう人間がいるから、よくわかることなのだ。

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『私自身を窮境の中に支えてくれたのは道義心であり、 自殺によって生命を絶たなかったのは、私の芸術ばかりではなく、この道義心のおかげでもある。』

 

人物:ベートーヴェン

芸術性ばかりを追い求める人間が、たまに自殺をする。自分の人生そのものが芸術だと捉えて、常識を破ることを念頭に置いているから、死でさえも、アートにしたいのだ。

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『自分の誤りを認めなければならないことほど耐えがたいものはない。』

 

人物:ベートーヴェン

『自分が誤っている』ということを認められる人は、『全身全霊で自分を出しきっていない人』である可能性が高い。

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『苦悩を突き抜ければ、歓喜に至る。』

 

人物:ベートーヴェン

この言葉にはたくさんの意味が込められている。まず単純に、私が人生のどん底にいたとき、精神分裂病の叔父が私に送った手紙の内容、

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『純粋な心だけが美味しいスープを作る。』

 

人物:ベートーヴェン

しかし、純粋な心を持った赤ん坊が作ったスープは、必ずしもうまいとは限らない。むしろ不味いことの方が多い。

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『不死の心を持つ我々人間は、苦悩と歓喜の為だけに生まれる。その中で最も優れた者は、苦悩を突き抜けて、歓喜を勝ち得ると言えるだろう。』

 

人物:ベートーヴェン

『不死の心』を持っている人間などいない。何しろ、不老不死ではないからだ。人間は絶対に死ぬのだ。動物も昆虫もそうだ。

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『諸君が自分自身に対して関心を持つのと同じように、他人が自分に関心を持っているとは期待するな。』

 

人物:ラッセル

イギリスの作家、ウィリアム・ヘイズリットは言った。『何百万という人類の滅亡よりも、自分の小指のけちな痛みのほうが心配なものだ。』 人が自分のことを考えてくれていると思ってはならない。だからよくある例の被害妄想も無駄な時間だと思った方が良い。

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『世界の災いの一つは、何か特定のことを独断的に信ずる習慣である。理性的な人間なら、自分が絶対に正しいなどとむやみに信じたりはしないだろう。私たちは常に、自分の意見にある程度の疑いをまじえなければいけない。』

 

人物:ラッセル

私が『四聖の言葉』の冒頭に書いている挨拶文で、このラッセルの言葉と同じ的を射ている文面がある。『自分の意見こそ正しい』。 そう考えてしまう延長線上にあるのが、

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『酩酊は一時的な自殺である。』

 

人物:ラッセル

『酩酊(めいてい)』とは、飲酒などによってひどく酔うことを意味する。では、その酩酊が、一時的な自殺だというのは、どういうことだろうか。

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『他人と比較してものを考える習慣は、致命的な習慣である。』

 

人物:ラッセル

まず考えるべきなのは、その比較する『他人』が、『比較するべき相手ではない』という事実についてである。

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