儒教の始祖 孔子(画像)
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キリストも、
と言い、ブッダも、
と言う。艱難辛苦(かんなんしんく)とは、非常に辛い出来事、窮地という意味だ。そういう深化の時期を経験できるかどうかが、人間の真価を決める、カギになる。
電力王、松永安左エ門はこう言っている。
ソクラテスが説いて回った『無知の知』は、『自分は何も知らないのに、知っているように振る舞っている』ということについて戒める知性だが、これも、深く内省して考える時間を設けなければ理解できない。
が、それは容易ではない。人生は、もっと容易に生きた方が、容易だからだ。ソクラテスなどは、権力者にこれを説いて回ったので逆ギレされ、髭をむしられたという話まである。だが、本当に向上心ある人間が、このことを理解したらどうだろうか。進化する為に必要なら、私ならその時期を避けて通らない。
子曰わく、歳寒くして、しかる後に松柏の彫むに後るるを知る。