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有名タレントや人気俳優のCM起用により、より身近な存在に感じられるようになったカードローン。大人になればなるほど急な出費に頭を悩ます人が多い中、気軽に利用出来ることからカードローンの需要は年々高まっています。しかし、気軽に利用出来ると言ってもそれは一定条件をクリアしているからであって、必ず利用出来るわけではありません。そこで、カードローン借入に関するNG項目を以下に詳しく見て行きたいと思います。
まずどのカードローンでも言えることは、毎月の安定した収入が見込めて居ることです。これは正社員・アルバイト・パート等の雇用形態に関わらず、「毎月の安定した収入」というところが非常に重要です。カードローン会社によってはその収入額も重要視するところがありますが、探せば低収入でも額が安定していれば審査に通る可能性が高いカードローンはいくらでもありますので、まずは第一条件として「安定した収入元があること」が前提となってきます。この安定という言葉ですが、勤務期間は最低でも1年以上が好ましいでしょう。
次に挙げる最低条件として、信用情報にキズや事故が登録されていないことです。これは借入に関する絶対的なNGであり、カードローンの審査時に一度でも借入の遅延や延滞を行っていた場合審査に通る見込みはまず無いでしょう。信用情報機関に保存される情報と言うのは期間が決まっています。審査会社がどの情報機関にて情報の照会を行っているかによりますが、少なくとも半年~1年は取引履歴が登録されていますので、新たにカードローンを借入する場合は自身の借入異歴もきちんと把握しておきましょう。
カードローン申請時に、むやみやたらに申請するのは絶対にNGです。審査難易度やその他のことを考慮せずに、自分に合ったカードローンを調べず借入申請していると審査落ちが重なり、とうとうカード会社からの信用を失いかねません。信用情報機関にはカードローンの申請に関する情報も登録されています。過去半年以内に2社以上の申請をしたことのある人は、申請するカードローン会社を慎重に選ぶ必要があるでしょう。短期間でカードローンの申請を繰り返している人は、カードローン会社から「お金に困っているのではないか・借金を借金で返しているのではないか・計画性の無い資金繰りをしているのではないか」等と疑いを掛けられ、新たな借入をしてもらえない可能性が高まります。これを申し込みブラックと言い、消費者にとっては痛いレッテルとなるでしょう。申し込みブラックにならない為にも、申し込むカードローンはよく吟味して選びましょう。
このように、カードローン借入に置けるNG項目は上記に述べたような事になります。カード会社によって色んな特色があり、審査難易度も違うため、カードローンを申請するときには自分の収入や限度額・借入理由を考えた上で、借入NGとならないように注意しましょう。
冠婚葬祭や生活費の足し・趣味や医療費・交際費など、カードローンの借入を考えるとき様々な借入理由があると思います。大抵の場合借入理由は任意の項目としてさんこう程度に答えるよう、カードローン申請時に回答を求められるものですが、利用者の返答によっては審査合格に不利な場合があります。そこで、カードローン借入に関するNG理由を見て行きたいと思います。
カードローンを申請したことのある人なら誰しもが知っていると思いますが、申請書には記入または入力が必須の項目と任意の項目に分かれています。住所や勤め先、生年月日やその他個人情報に関することは必須項目に挙げられるのは当然のこととして、任意項目に関しては回答してもしなくても良いように感じている人も少なくないのでは無いでしょうか?しかし、これが大きな間違いなのです。
カードローンの申請書はなるべく空欄を作らずに提出することが大前提です。申請書は虚偽無く正確に記入することが前提ですので、空欄を作らずに作り上げた申請書には申請者の正確な情報が詰まっています。つまり、そうすることで申請者に対する心証を良くして、申請者の信用度を高めることが出来るのです。また借入理由に関しては、申請に関する電話確認にて口頭でも再度聞かれるので返答しない訳には行きません。担当者も「差し支えなければお聞かせ下さい」というふうに下手に聞いてきますが、ここで返答を拒否すれば、
「申請者は返答出来ない理由において貸付金を使おうとしている」
とみなされカードローンの申請はまず通らないでしょう。つまり、申請者には借入理由を答えないと言う選択肢はありません。また、申請がNGとなってしまわないようにきちんと考えられた借入理由を述べる必要があります。
計画性を持った借入申し込みであるのなら正しく本当の理由を回答するのが一番ですが、中には審査に通り難いNGワードもあります。以下に具体例を見て行きましょう。まず銀行系のカードローンに関して言えるのは、目的別ローンにはないフリーローンを利用する上での理由となっているかどうかです。年収や勤務期間など申請者の属性による所が大きいフリーローンですが、例えば教育ローンがあるのに学費を理由にカードローンを申請しても疑問が生じますよね。同様に、車や医療費も目的別ローンがあるのでボロが出やすいNGワードでしょう。特に医療費を借入理由にする場合、融資希望額にもよりますが「高額医療費の貸付制度」を利用した方が債務者にとってもオトクであることから、借入理由を疑問視されやすいでしょう。
また絶対的にNGな借入理由はギャンブルですが、意外なことに絶対にNGでないのが「身内の借金の肩代わり」です。申請者の返済能力が認められ、信用情報にキズや事故が無く完済までの確実な返済が見込める場合審査を通ることは十分に考えられます。しかし、この理由が通るのは「身内」の借金に当てる場合のみです。ご自身の借金を返す為の借入申請は信用情報機関への照会でもバレますし、更に信用を失いかねないので絶対に止めましょう。
以上、借入理由のNGワードを見てきましたが、カードローンの申請は借入理由だけで却下されるようなものではありません。全ては個人の属性と返済における人間性、信用度の問題ですので、全ての人に等しくNGなのは借金返済資金とギャンブルくらいなものでしょう。計画的な借り入れを行うのであれば、胸を張って借入理由を述べるのが良いでしょう。
カードローンの利用を考える時、「最高300万円まで融資!」などの言葉を額面通りに受け取って自分もそれくらい借りられるだろうと思っている人も少なくないのでは無いでしょうか。しかし、初めて取引するカードローンの場合にいきなり最高額から借入できるところなんてまずありません。年収にもよりますが、借入限度額には少額から始まり取引を経て段々上がって行くのがセオリーです。そこで、カードローンの利用と限度額、年収の関係について詳しく見て行きましょう。
借入限度額の設定は年収に応じています。融資のボーダーラインとして貸付金額を確実に回収出来るよう年収を見た上で設定されるのが借入限度額ですが、取引したことの無い貸金業者との間には信頼関係が築けていませんので、やはり少額から申請するのが妥当でしょう。年収に関係なく、債権者と債務者の間に信頼関係があるかどうかというのは非常に重要です。融資した貸金業者と債務者との信頼関係は、融資実績と返済実績の積み重ねによってしか築くことは出来ません。申請者がいかに立派な属性を持っていても、取引したことの無いカードローン会社との間には信頼関係が無いためいきなりの高額融資は見込みが薄いと思っていた方が良いでしょう。
この場合、審査には通る可能性がありますが、審査後の融資可能額は希望より抑えられている可能性が高いです。また少額よりスタートした取引は、継続するにつれて増額案内が届く可能性が出てきます。その場合、債務者の年収に応じた増額案内となりますので、高額融資を希望するのであれば少なくとも申請時の年収を落とさない努力が必要です。
仮に申請者の年収が低い場合であっても、その収入が安定して居るのであれば少額融資が下りる可能性は十分にあるでしょう。消費者金融系のカードローンだと総量規制にひっかかるので、自分の年収の3分の1以下であり、かつその中でも少額に値する額に当たりをつけて申請してみましょう。銀行系カードローンと違い、消費者金融系のカードローンは個人が利用しやすい為に生まれたカードローンです。そのため、安定収入があり融資額回収の見込みが十分にあるのであれば、年収が低かろうが関係なくその年収に見合った額を融資してくれるでしょう。低収入の方にも積極的融資を行っているカードローンは必ずあります。限度額は少額になるかも知れませんが、よく調べてチャレンジしてみましょう。
安定収入がある場合、50万円以下の融資希望額なら収入証明を求められないことがほとんどですが、月々の収入にばらつきがある個人事業主の方の場合、収入証明書の提示を求められるのが一般的です。自営業者や歩合制勤務の方はカードローンの申請に通り難いと思われている方も多いかもしれませんが、決してそんなことはありません。年収と融資希望額のバランスが取れていると判断されれば、融資が下りる可能性は十分にあります。月々の収入にばらつきが合っても、確定申告の写しや納税証明書を提出する事によって支払い能力があるとアピールしましょう。その場合の限度額は少額スタートになることが多いですが、取引を重ねるにつれて増額の案内もみえてきますので、まずは少額申請する所から始めて見ましょう。
カードローンの限度額と年収について以上のように見てきましたが、大事なのは自分の年収にマッチしたカードローンを選んでいるかどうか、高望みせず少額融資から希望しているかどうかです。新規顧客を獲得する為に顧客拡大キャンペーンを行っているカードローンや、他社との差別化を図る為に個人事業主に優先的に貸し付けを行っているカードローンなど、探せば自分の条件とマッチングするカードローンは必ずあります。年収と限度額のバランスをよく考え、自分に合ったカードローンを申請してみましょう。