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昭和の時代にはカードローンと言えば銀行カードローンであり、それも借入可能なのは正社員と公務員だけでした。借入可能上限額も20万円がせいぜいであったため、出回り始めたATMでは一度に20万円引き出す人ばかりで機械は頻繁に紙幣詰まりを起こしていました。平成に入り、カードローンには銀行カードローン以外にも様々なカードローンが溢れ、学生でもカードが作れる時代になりましたが、その一方でカードローン会社が多様化したためどのカードローンを選べば良いのか分からない人も少なくないでしょう。
カードローンには審査が必ずありますが、その難易度はカードローン会社によって違ってきます。銀行カードローンは数ある中で最も審査難易度が高く、消費者金融系のカードローンは最も審査難易度が低くなっています。信販系カードローンはその中間に位置すると捉えて問題ありません。
最も信頼出来るのは3大メガバンクなどに代表される銀行が発行するカードローンでしょう。母体が大きいだけあって必要以上の不利益を被らないと信頼出来ますし、金利が安いことも魅力的です。その点で言えば、信販系、消費者金融系はその順で信頼度があると考えましょう。
金利と審査難易度はリンクしているため、審査難易度が高い程金利は安い傾向にあります。そのため、銀行カードローンを利用するのがもっとも金利が安く、最も高く就くのは消費者金融系カードローンです。また、消費者金融系カードローンやネットバンクなどのIT系カードローンの中には低金利を謳うところも少なくありませんが、実質年利をきちんと把握してから選ぶようにしましょう。最低金利が銀行カードローンと同等またはそれ以下を提示しているところもありますが、実際にかかる金利を考えた場合に最低金利で済むことはまずありません。
来店不要や提出書類の少なさを基準にカードローンを選ぶ人も増えて来ています。カードローンは基本的に無担保で借りられる手軽さがありますが、提出書類による申し込み時の提示事項との照合では求める会社とそうでない会社があります。またどのカードローンを申し込んだ場合にも必須である本人確認書類では、即日融資実行後の提出でも可能なところもありますし、カード発行直前でもいいところもあります。更に言えば、利用するカードローン会社の口座を既に持っていればそれすら提出不要なところもあるのです。この点でカードローンを比較するのであれば、銀行カードローンはニーズに合わせ手軽になって来たとは言え、まだまだ他のカードローン会社に比べると手軽さに欠けるところがあるかもしれません。
審査難易度が高ければ高い程審査に時間をかける傾向にあるため、必然的に銀行カードローンは即日対応に向いていない傾向があります。しかし、最近では大手銀行カードローンも即日対応すべくスピード審査を始めたところが増えてきましたし、消費者金融系で目立つ即日融資可能というセールスポイントは専売性の価値観を薄めつつあります。
スピード審査で選ぶのはもちろんのこと、短期返済を考えていて金利をなるべく抑えたい場合には消費者金融系であっても初月金利無料キャンペーンを行っているカードローンを選ぶ人もいます。自分の返済プランをよく考えてから借入するべきですので、これは完済時の合計支払額を考えると十分に検討する余地のある選択肢だと思います。また目的別で選んだあとも同じ系統のカード会社から最も自分に合ったカードローンを選ぶために、更なる比較をする必要があります。
銀行系カードローンを利用する最大の利点は金利が安い所にあるでしょう。資金源が大きいため可能になっている低金利ですが、利用するにはそれなりに厳しい審査に通る必要があります。また銀行系カードローンには他のカードローンに比べ利用限度額が高く設定されているところも特徴として挙げられ、数百万円まで限度を引き上げる人も少なくありません。利用するにあたっての安心感が抜群で、返済も自分の口座から引き落としたりATMやコンビニで気軽に別途返済出来たりするので大変利用しやすいカードローンの1つです。
銀行系カードローンを比較した時、ダントツで金利が安いのは横浜銀行カードローンでしょう。最低金利が1.9%~となっており、他のカードローン会社の追随を許しません。また最高限度額も1,000万円となっており、こちらもカードローンの融資額としては最高数値となっています。面倒に感じる人も多い収入証明書の提出ですが、300万円までの借入限度額申請なら提出する必要がありません。口座を持っていなくても申し込めるところが利点であり、最短即日融資も可能なスピード審査も実施しています。返済額は借入残高によりますが最低2,000円からの返済となっており、コンビニATMからでも返済可能な手軽さが便利です。東京・神奈川に在住の人向けとなっていますが、金利も最高で14.6%ですので近隣に店舗がある人は是非検討してみて下さい。
銀行系カードローンの中でも収入証明書・本人確認書類が一切不要のカードローンはセブン銀行カードローンのみでしょう。他を比較してみても本人確認書類は必ず提出することになっているところばかりなはずです。金利は15%と高めですが、インターネット申し込みにより最短10分で審査が終わります。借入限度額は最高でも50万円となっており、他の銀行系カードローンと比較すると決して高い方ではありませんが、例え専業主婦やフリーターであっても申し込み可能な気軽さが魅力となっています。
借入件数が4件以上合った場合に検討したいのが借金の1本化ですが、銀行系カードローンの中でもおまとめローンに力を入れているのは、東京スター銀行おまとめローンではないでしょうか。三井住友銀行など大手銀行でもローンの1本化サービスを行っているところは多数存在していますが、東京スター銀行のおまとめローンは他社と比較しても金利が5.8%~と特に安くなっており、複数のローンを返済するよりも断然金利負担の軽減が考えられます。
最大30日間金利が無料になる銀行系カードローンは「アコム」と「レイク」の2社が有名ではないでしょうか?アコムは三菱UFJフィナンシャルグループの金融業者として初回契約時に最大30日間の金利無料を展開しています。またレイクは新生銀行カードローンを母体に持ち、最低金利はアコムより0.2%低い4.7%~となっており、こちらも特典として初回契約時には30日間の金利が無料となっています。レイクは安定収入があると認められるのであれば、パートやアルバイトの人でも積極的に融資を行っている会社でもあります。
一般的な銀行系カードローンでは、借入限度額は500万円~800万円のところが大半となっています。しかし、住信SBIネット銀行ネットローンとみずほ銀行カードローン、横浜銀行カードローンと東京スター銀行カードローン、この4社での借入限度上限額は1,000万円とかなり高額になっています。ここまで高額ですと、新たな借入を目的とした申請よりもローンの一本化を目的としたおまとめローン目的での利用を考える人が多いはずです。借入件数を減らすためにも、ローンを一本化することは検討する余地があります。
カードローンを審査難易度で比較した時、消費者金融系のカードローンが最も審査に通りやすいのは概知の通りだと思います。金利と審査難易度の比例関係は言うまでもありませんが、審査難易度が高いとされている銀行系カードローンの中にも比較的審査に通りやすいところがあるのをご存知でしょうか?また審査が最も速いのはどのカードローンなのでしょうか?
そもそもカードローンにおける審査がなぜあるのかというと、後のトラブルをなくす為に決まっています。無担保かつ保証人不要でローンを組めるのですから、金融会社が利用者に信頼が置けるかどうか入念にチェックするのは当たり前のことです。
銀行系カードローンが審査に厳しいと一口で言っても、審査を行っているのがその申し込んだ銀行そのものの訳ではありません。大手銀行であっても審査を行っているのは利用者と銀行の間に入っている、消費者金融だったりするのです。この消費者金融は、銀行に対して保険の様な役割を担っており、借金の返済が滞った場合に損害を最小限にする為の保証会社としての役割を背負っています。
そのため、銀行カードローンの審査に落ちた人が審査難易度が低いと見越して消費者金融系のカードローンを申し込んだ時、その消費者金融が落とされた銀行系カードローンの審査を担当していたところであったら再び審査に落ちてしまうでしょう。しかし、逆を考えると、審査に易しい消費者金融系カードローンを徹底的に調べ、その消費者金融が審査を行っている銀行系カードローンがないか調べると、金利の安い銀行カードローンに通る可能性もないわけではありません。
様々なカードローンを比較してみると、審査に問題が無く必要書類もきちんと揃っている人は審査難易度に関わらず審査は素早く終わるところが多いようです。スピード審査を掲げているカードローンですとその傾向はより顕著ですが、その中でも最も速いのはイオン銀行でしょうか。カードが届くまではある程度日数がかかるようですが、審査自体は最速のようです。
また借入が3件合った場合でも審査に通った実績のある埼玉りそな銀行ですが、こちらもスムーズな審査が評判になっており、申し込みの翌日には審査結果が分かると言った声が多いところです。また今流行のおまとめローンで有名なじぶん銀行ですが、こちらは審査も甘く主婦でも借り入れできると評判のカードローンとなっています。審査結果は問題なければ1時間以内に回答が貰えるようです。
他にも、新生銀行でのカードローンは無人契約機にてオペレーターと入念に相談しながら契約しても2時間程でカード発行まですませられるようですし、千葉銀行のカードローンだと専業主婦(夫)であっても申し込みから融資実行まで1週間もかからず審査が行われるようです。このように、色々なカードローンを紹介してきましたが、大手銀行のカードローンでありながら審査が比較的通りやすく審査スピードも速いのは三菱東京UFJ銀行だと感じる人も多くいるのではないでしょうか。審査結果は即日回答を掲げており、また主婦やパートでも定期収入が見込めていれば審査に通る可能性が十分にあります。
もちろん銀行カードローンならではの低金利ですし、最速の借入を希望する人は申し込み方法をテレビ窓口にすると良いでしょう。ただし、三菱東京UFJ銀行のカードローンでは必ず在籍確認がされますので会社が休日であったり、営業時間外で合った場合には次の営業日まで審査が保留となるので気を付けて下さい。