借金の返済のコツとかってあるの?
お金を借りたら、できるだけ早く返すことが大切です。
借りる前にしっかりとしたシミュレーションをしておきましょう。
Contents|目次
銀行を始め、消費者金融や信販会社では様々なキャッシング商品を提供しています。そのため複数のクレジットカードを作ることもでき、多額のキャッシングを行う人も少なくありません。計画的に支払い計画を立てて利用していれば問題ありませんが、無計画でサービスを使っていると、いずれ支払いが困難になることがあります。支払いは毎月やってきますので、一度でも支払い不能な状態に陥ると、延滞金を請求されます。
また延滞金の支払いも困難になると、やがては自己破産の方法しか選択がなくなるかもしれません。破産宣告を受けると今までの債務は免債されますが、クレジットカードが作れないなど、今後の生活に支障が出てきます。クレジットカードを作れないと、いざという時にお金を借りることができません。お金はいつ必要になるのか分かりませんので、いざという時のために、キャッシングを利用できる環境を残しておきたいものです。
もちろんキャッシングを利用しないのが理想ですが、やはりいつでも使用できるという心の余裕がある方が良いに決まっています。その意味でも、キャッシングを行う時はしっかり計画を立てて行うようにしてください。また支払い不能になった時はすぐに破産の手続きを選択するのではなく、弁護士や司法書士などの専門家に相談することをおすすめします。弁護士や司法書士の中には、債務整理などを専門に取り扱っている人もいますので、きっと力になってくれるはずです。
この章のまとめ
お金が必要になり、借金をすることは誰でも可能性はありますので仕方がありませんが、問題はその後の支払いにあります。お金を借りたら、できるだけ早く返すことが大切です。これは基本中の基本行為でもありますが、多くの人たちが守れていないことでもあります。「とにかく早く返済したい」と、多くの人たちが心の中では思っていますが、現実は難しいようです。
例えばダイエットを行う場合、「運動すれば痩せる」、「食事を制限すれば痩せる」など、頭の中では分かっていても、なかなか実行できない人が多いのと同じです。
キャッシングは「分かっていてもできない」という要素の、代表格といっても過言ではありません。早期返済を心がけていない方は、現実から目をそむけている場合が多いようです。自分の借金をこのままの状態にしておくと将来どうなるのか、実際に直視する必要があるといえます。早期完済を目指すには、やはり計画的なキャッシングが望まれます。キャッシングを行う時は毎月無理がないよう、支払い額の調整を行うことが大切です。その意味でもシミュレーションなど、試算をしっかりすることが重要です。
この章のまとめ
キャッシングを利用する時、多くの人たちが完済までのシミュレーションをして、毎月の支払い額を計算しているのでないでしょうか。完済までの試算しっかりすることで、だいたいの支払いのイメージを持てます。また実際に返済のシミュレーションを行うことで、早期完済の重要性が現実に見えてきます。嫌でもその計算に従うことになりますので、支払いの意識が付いてきます。
例えば100万円を年率18%で借りたとします。年率18%というのは大手の消費者金融の金利になりますが、100万円のキャッシングを行うと、一般的なサラリーマンやOLであれば完済するまで1~2年程度はかかります。このように、『100万円のキャッシングを行った時点で完済までに1~2年かかる』ということが、キャッシング会社の試算でだいたい把握できます。
しかしこの時、同時に利息もきちんと把握しておく必要があります。1~2年の間にどれだけの利息を支払っているのかが分かれば、利息が大きい時は早期完済の意識が付いてくるかもしれません。早く完済した方が余計な利息を支払う必要がないので、その分お得になります。上記の例でいくと、100万を年率18%でキャッシングしますので、支払い期間が2年の場合の利息は18万円になります。毎月に換算すると7,500円になりますが、この額をどう判断するかによって早期完済の意識も変わってくるでしょう。
キャッシング商品によってそれぞれ金利が異なりますが、事前にシミュレーションを行うことで、毎月の支払い額と利息を瞬時に計算してくれます。毎月の元本と利息の支払い額が分かれば、後は支払い期日までに銀行に必要額を入金することになります。キャッシング商品によって金利、支払い回数などが異なりますので、現在の収入と支出のバランスをしっかり考え、無理のない支払い額を決めてください。
そして支払いの途中で利息の分が惜しいと感じたら、繰り上げ償還などの方法もありますので、キャッシング会社と相談してみると良いでしょう。毎月しっかり支払うためにも、キャッシングを利用する前は必ず返済シミュレーションを行って、収支のバランスを確認しておいてください。このままのペースで支払いしていくと利息総額はどうなるのか、という事実をきちんと把握することが大切です。
この章のまとめ
キャッシングを利用する際、最も注意したい点は「遅延、延滞」の防止です。無理のない支払い計画をしていれば問題ありませんが、毎月の支払いに無理があるとどうしても遅延、延滞を招いてしまいます。一度遅延、延滞が発生すると、その後の生活にも大きく響いてきますので注意したいところです。遅延、延滞の回避は当たり前のことですが、守られていない人が結構多いので気を付けてください。頭の中では分かっていても、支払い日を忘れたり必要な資金がなかったりなどの事情で、つい遅延や延滞をしてしまうようです。
消費者金融などの金融機関の場合、延滞した時の催促、督促が厳しいところがあります。最近は奨学金破産も話題になっており、奨学金を遅延、延滞する人も増えています。消費者金融からのキャッシングは奨学金ほどではありませんが、利用者のおよそ10分の1程度の人が遅延・延滞しているといわれています。また、過去に一回でも遅延や延滞の経験があるという方で計算すると、その数はさらに増えてくることが予想されます。特にクレジットカードはとても便利ですので、つい追加で借入をしてしまう方も多いようです。遅延・延滞をしてしまうと、遅延・延滞利息が発生しますので、さらに支払いが困難になることも考えられます。
また信用の問題もありますので、次回の借入の時に影響してくるかもしれません。基本的に借金そのものは悪いことではないのですが、借金が膨らむとそればかりが気になり、仕事にも影響が出てくる場合もあります。また催促や取り立ては、会社まで連絡がある場合もあるようですので、しっかりと支払い管理を行ってもらいたいものです。
遅延、延滞を防ぐには日頃の資金管理も大切ですが、やはりキャッシングを利用する際の返済計画をきちんとすることです。お金を借りる時はシミュレーションをしっかり行い、無理のない計画を立ててください。必要な時に必要な額だけ借りることができるのが、キャッシングの良いところです。とても便利ですので、利用する方も少なくありません。しかし利用する時は事前にシミュレーションを行い、毎月の支払い額をしっかり計算しておくことが大切です。
この章のまとめ
キャッシングを利用する際、最も注意したい点は「遅延、延滞」の防止。
消費者金融からのキャッシングは、利用者のおよそ10分の1程度の人が遅延・延滞している。