Money bag with Japanese yen sign , Hand Drawn Sketch Vector illustration.
サービサー(債権回収業者)に残債務の10%ほど払えば借金はなくなるって本当?
本当です。
Win-Win-Winになることができる場合があります。
銀行がサービサー(債権回収業者)に債権譲渡するときの相場は、完全には明らかではないが、法務省や金融庁のサービサー関係の統計などを総合して分析すると、往々にして簿価の5%前後であることがわかっている。
従って、サービサーがその額で不良債権を買い取り、債務者から債権を回収するわけだが、サービサーの利益分を上乗せすることを考えても、うまくいけば残債務の10%ほど(1000万円なら100万円)払えば、問題が解決する可能性もある。当然、これを初期目的として悪だくみしたところで良い結果にはならない。あくまでも、
という、Win-Win-Winの図式の正当性を考えての対策であるからして、誰か一人だけが『Win』になるような図式に当てはめようとすることは、常としてうまくいくものではない。
この章のまとめ
サービサーの主な条件には以下が挙げられる。
サービサーが成立するまでは、元々、暴力団の介入を防ぐ目的で、債権回収は弁護士や弁護士法人だけが認められていた。しかし、特定の金銭債権に限り、弁護士法の特別措置としてサービサーの存在が独占的に認められるようになった。
サービサーのメリットには以下の2つが挙げられる。
この章のまとめ