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ショッピングやキャッシング、学費や事業の運営費など、消費者にとって消費者金融で融資を受けることは充実した生活を送る上でとても心強いですよね。
しかし、その一方で収入に対して返済額の割合が大きくなってしまい立ち行かなくなってしまう人や、多重債務に苦しむ事態に陥っている人がいるのも事実です。積み重なった借金の返済にはどのようにして向き合うと一番効率が良いのでしょうか?効率よく消費者金融へ返済して行く方法を詳しく見て行きましょう。
消費者金融から借入するということは決して悪いことではありません。消費者は金融業者から融資を受け、それを返済していくことで社会的信用を築いているからです。そもそも消費者金融から融資を受けると言うことは返済を前提としたビジネスですし、その返済が滞るということは一気に社会的信用をなくすことになりますので絶対に回避しなくてはなりません。
そこで、多重債務者に悩んでいる人が効率よく借金を返済する方法が何か考えてみますと、まずは収支のバランスと返済額が釣り合っているかどうかもう一度振り返って見ることから始めなければなりません。それらを見直した上でどうしても返済が立ち行かないのであれば、任意整理や自己破産やなどの債務整理の手続きを取ることになります。
ここで気を付けたいのは、自己破産した場合の免責についてです。多重債務者が自己破産をした場合、各社からの借入に関しては免責されますので支払いの義務から事実上解放されますが、税金に関しては免責されません。納税義務は国民に課せられた三大義務のひとつだからです。
つまり、借金返済を優先して納税を見送っている人は支払いの優先順位が間違っていることになります。効率よく借金を返済して行く中でも、税金の支払いは後回しにしないようにしましょう。
また、月々の収入額と生活費を差し引いた額がどれくらいなのかもしっかり把握しましょう。日々の生活の無駄をなくし、無理の無い返済額がどれくらい出るのかを確実に捉え、今一度現実的な返済計画を立てることが効率よく返済して行くカギとなります。
まずは、借入件数とそれぞれの借入残高、利率を確認しましょう。複数件から借入がある場合、当然のことながら金利は借入先によって違ってきます。効率よく借金を返済して行く一番の方法は、一番金利の高い消費者金融から返済して行くことです。
毎月返済しているのにちっとも借金が減らないと感じることはありませんか?金利の高い消費者金融への返済は、元金より利息への返済が主となっていることが珍しくないのです。借入期間が長くなれば長くなるほど、利息が膨らんで行くことは当然ですよね。その為、金利の最も高い借入先から返済して行くことが賢い返済方法だと言えます。
次に、金利がどこも似たり寄ったりな場合ですが、その時は借入残高が一番少ない借入先を最優先させて返済して行きましょう。一時的に他の借入先への返済額を減らして、その分を繰り上げ返済に回しても良いですし、とにかく借入件数を減らすことを目標として計画を立ててみて下さい。借入件数が減るということは、精神的な安心感にも繋がりますし達成感を感じられるはずです。
そして、場合によっては借金の一本化を考えることも効率よく返済して行く方法だと思います。おまとめローンを組むことによって利率を下げられますし、返済する先が一社に絞られるのは精神的にすごく楽になるはずです。モチベーションが無ければ効率よく返済して行くことは出来ません。自分にあった返済方法を熟考し、計画的に返済して行きましょう。
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借金の返済にともなって、日々の生活を見直すことは非常に重要です。固定費と変動費を今一度見直してみましょう。人間的な生活を維持するためには家計簿上の固定費は確保しなくてはなりませんが、光熱費などやケータイ代などは節約できるところがあるはずです。
そういった節約が返済財源の確保に繋がります。省エネ思考を持ち、エコな生活を送っていると思えば節約も苦にはならないのではないでしょうか。
変動費についても同じことが言えます。
といった対策をするだけでも変動費の無駄は随分なくすことが出来るはずです。
しかし、こういった見直しはストレスになってしまっては意味がありません。切迫観念は自分を追いつめ、返済のための労働力を削ぐ結果に繋がりかねません。返済計画において、要所で目標を立ててクリアしたら少しの贅沢をする、そのくらいの意気込みを持って心身ともに無理の無い返済をして行きましょう。
毎月きちんと返済しているのにちっとも借金が減らないと感じてはいませんか?最近では低額での返済もどんどん行っている各社消費者金融ですが、毎月の返済額が少ないから借金が減らないのでしょうか?それとも原因は別のところにあるのでしょうか?返済プランも複雑化している中、ちゃんと理解しないままに返済方法を決めてはいませんか?そこで、消費者金融を利用する上で元金が減らない時の対処法を以下に見て行きたいと思います。
2010年に貸金業法の改訂により廃止されるまで存在したグレーゾン金利というものがあります。これは利息制限法と貸金業法の間に存在する金利のことを指し、多くの消費者金融は罰せられることのない高金利であるグレーゾーン金利(金利20~29.2%)によって消費者に貸し付けを行っていました。
現在は廃止されていますので、このような高金利で融資を行うことは貸金業法違反となり行政処分の対象となります。しかし、2010年までに消費者金融から融資を受けている消費者は高金利に苦しみ続け、利息ばかり返済して元金の返済がままならない状況に陥っていました。このように、元金が減らない状況に陥る原因のひとつには、高金利に対する返済の不和が挙げられます。
例えば、50万円を利息制限法の上限である金利20%で借りたとします。月々の返済額を1万円と仮定して、そのうち元金返済に充てられるのは1,667円しかありません。この金利だと8,333円は利息返済に充てられてしまうのです。その上この返済プランのまま完済を目指す場合、109ヶ月かけなければ完済出来ない計算になります。加えて完済時の返済総額は108万4,000円。9年かけて借金が倍になってしまうのです。借りた額より利息にかかるお金の方が多いのですから、元金が減らないというのも頷けます。
このように、グレーゾーン金利が廃止された今でも高金利によって借金が減らない状況は往々にして存在します。消費者金融から融資を受けるということは、完済まで返済し続けるということです。その中には、金利と言うものも含まれることを忘れてはいけません。
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元金が減らない状況の説明として高金利であることを挙げましたが、複雑化している返済プランの認識不足というものも忘れてはいけません。消費者金融から受けた融資の返済方法として、現在最も利用されているのはリボルビング方式による返済方法です。特に多い返済方法として元利定額制を掲げるところが多いですが、これは毎月決まった額を返済して行き完済を目指すリボ払いですが、このリボ払いには利息が膨らんでしまうというデメリットがあります。
メリットを挙げるとすればもちろん毎月少額の返済で済むということですが、この方法は借入残高に対して金利がかかるため、返済額が少ないと残高が減りません。ということは、必然的に支払い期間が長くなり、支払う額も大きくなって行きます。
またリボ払いのひとつに、残高スライド元利定額返済というものがあります。これは借入残高に応じて元利と利息を合わせた最低返済額が段階的にスライドして行く返済方法のことを指します。この返済方法では、段階的に返済額が変わる事からある程度の期間は同じ返済額となるため、返済計画が立てやすいという利点がありますが、返済初期では元金よりも利息を支払う割合が高く、元金が減らない状態になります。しかし、返済額の推移としては完済に近づくに連れて少額となって行きますので、始めに頑張れば後が楽になる返済方法でもあります。
また混同されやすい返済方法として、残高スライド元金定額返済というものがあります。元利定額方式だと毎月の支払額が一定なのに対し、元金定額方式では元金の支払いのみ毎月固定されており、それに月々の利息が上乗せされます。つまり、月の返済が5,000円の場合、元利定額方式だと元金と利息込みで支払額5,000円ですが、元金定額方式だと元金の支払い5,000円+利息分を支払う事になります。
元金定額方式では毎月の支払額が一定ではないので返済計画が立てにくいというデメリットがありますが、元金は確実に減っていきますし完済に近付くに連れ利息も減るというメリットもあります。消費者金融により、上記以外の返済方法もありますが大切な事は自分の返済する返済方法がどのようなものかしっかり把握することです。完済までの期間と返済総額・月々の支払いを把握し、無理のない返済計画を立てなければなりません。
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リボ払いの際の元金と利息ってどうなってるの?元利均等返済と元金均等返済
リボ払いを行っている限り、返済が長期に及ぶと元金は減らず借金は膨らんで行くばかりです。そのため、一番良いのは生活費の見直しをして返済財源を確保し、月々の返済額を増額するか繰り上げ返済をしましょう。こつこつ返すのも良いですが、とにかく元金を減らしたいのであれば支払額を増やすかまとまったお金を作るしかありません。
また元利定額で融資を受けたのに元金を早く返したいからと言って元金定額にしてくれと言っても消費者金融は取り合ってくれません。カードやキャッシングは封印し、ついつい借金を重ねてしまわない様にしましょう。
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クレジットカードの支払いは任意整理できる?自己破産した方がいいケースとは
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借金が減らないのには理由がある!計算できない人は返済方式を複雑化するな!
消費者金融の返済をするとき、まずチェックしなければならないことは、
「自分がどれくらいの金利でお金を借りていて、完済までに払う利息はいくらなのか」
ということです。契約書の通りに毎月コツコツ返済して行くことは大前提ですが、最終的な返済総額が元金よりも大幅に増えてしまうことは避けたいですよね。そのためにも、消費者金融で受けた融資を返済するにあたって元金に対する金利の割合を把握しておくことは大変重要となってきます。返済に対する金利の割合の重要性を詳しくみていきましょう。
2010年の貸金業法の改正により、現在では利息制限法の定める上限金利よりも高い金利での貸し付けは消費者金融で行えなくなっています。上限金利は貸付額に応じて15~20%と定められているため、これ以上高い金利での契約はありえません。
金利とは利息の割合そのものを%で表したものであり、消費者金融を利用する上で提示される金利は基本的に年率です。そのため、どれだけ高額な融資を受けても元金に対して2割を超える利息は発生しません。
つまり、金利20%で100万円の融資を受けた場合、それを1年間で完済するときの利息の割合は元金の20%ということになります。消費者金融ではめったにみられない金利ですが、金利には年率の他にも1ヶ月の利息である月利や日毎の利息である日歩があります。このように、返済額に対する金利の割合を把握しておくことは元金を減らして行く上でも非常に重要です。
上記で月利や日歩について触れましたが、そもそも金利についての正しい知識をどれくらいもっているでしょうか?
こうした用語を正しく把握しておくことは、借金を返済するにあたって非常に役立ちます。
まず金利と利率に関してですが、消費者金融で扱われているこの用語はほぼ同義語だと捉えて問題ありません。おなじように、年率と年利・利息と利子に関してもそうです。これらは単語のチョイスの問題であって、明確な区別をつけて用いられていることはあまりないでしょう。
またキャッシングやカードローンが浸透して来た中、よく目にする言葉に「実質年率」というものがあると思います。この「実質」という言葉についてですが、年率に融資に関わった「諸経費を含めている」という意味を指しています。融資審査の段階で発生する審査費用や書類作成費、そういった諸経費は年率に含むよう法律で定められているのです。この諸経費が年率に対しどのくらいの割合を占めているかはケースバイケースですし、あまり重要でないため気にする必要はありません。
ここで重要なのは、諸経費が年利に含まれているため、元金と利息以外のお金を支払う必要は一切無いということです。もし、返済に関して諸経費を請求して来るような消費者金融がありましたら、それは法律違反ですし確実に優良企業とは言えません。「実質年率」の意味を正しく理解し、トラブルに巻き込まれないようにしましょう。
また先程、年利は1年間お金を借りたときに発生する利息だと説明しましたが、多くの消費者金融ではキャッシングやカードローンの利息算出に対し日割り計算を行っています。とはいえ、消費者金融の返済は各社1回を主としているようですし、月々の利息は、
「元金×金利÷365日×借入日数(期間)」
によって算出されています。この計算式は分割払いに対しても使う事ができます。例えば10万円を借りて毎月1万円ずつ返済して行くとき、初月は元金10万円に金利を掛けますが、2回目以降からは、
「(元金-今まで払った元金)×金利÷365日×借入日数(期間)」
により利息を算出します。
ここで気を付けたいのは、借入日数についてです。日割り計算による利息算出法での借入日数とは、前回利息を支払ってから次回支払い日までの借入期間を表しますので、月々きちんと返済していれば完済するまで30日(または31日)で固定されます。
これにより、元金が減れば利息も減ることが分かりますね。
このように、金利と利息に関する正しい知識を身に付け、返済総額における利息の割合を明確にシミュレーションするようにしましょう。場合によっては返済額の増額や繰り上げ返済も検討に入れ、自分の納得出来る返済方法を計画することが重要です。
利息制限法により、元金額に応じた上限金利は法律で定められています。
です。この上限を超えない範囲で、上限金利は各消費者金融によって自由に定められています。金利が消費者金融により異なるのであれば、より金利の低い業者を選ぶべきですよね?
しかし、ここで気を付けておきたいのは下限金利のより低い業者を選んでしまわないことです。「実質年率3~18%」と「実質年率8~15%」を見比べたとき、下限金利の低い前者を選んでしまいがちですが、初回申し込みでは上限金利が適用される場合が多いのです。
しかも、金利は利用者によって何%が適用されるか異なり、審査後でしか適用金利を知ることができません。その後の返済計画を無理なく立てるためにも、消費者金融の申し込みでは上限金利に注意して選びましょう。