借金の支払いをつい優先して、家賃滞納をしてしまいそうなんだけど、滞納したらどうなるの?
督促が来て、遅延損害金を請求されます。
応じなければ、内容証明便にて訴えられ、最後には訴訟を起こされ、強制退去となります。連帯保証人がいる場合は、連帯保証人に丸々同じ負担がいきます。
先生
ハニワくん
家賃の滞納について
一人暮らしをしている人の中には、借金などがかさみ、家賃滞納に陥っている人もいるかもしれません。家賃を滞納してしまうと、退去の請求を受けることもありますので注意してください。家賃の額にもよりますが、あまり高いと返済不能になる可能性があります。
一人で暮らしていると毎日の生活費を始め、多くのお金が必要になります。そのような状態であれば、毎月の家賃が支払えない状況に陥ることもあるかもしれません。
- 出費の例
- 駐車場料金
- 交通費
- 水道光熱費
- 携帯電話料金
- クレジットカードの支払い
そしてマンションやアパートで一人で暮らしている人の中には、カードローンやクレジットカードなどの請求を優先して、家賃を後回しにしている人もいるようです。しかし家賃を滞納してしまうと、様々なリスクが伴いますので注意してください。住宅は毎日の生活のための基本になるものですので、滞納することなく毎月支払うようにしましょう。
この章のまとめ
- 一人で暮らしていると毎日の生活費を始め、多くのお金が必要になる。
- 一人暮らしをしていて借金額が膨らむと、家賃滞納になる可能性がある。
- 家賃を滞納してしまうと、退去の請求を受けることもある。
家賃額の妥当性
現在毎月の家賃の支払いに困っている方は、今借りている建物の家賃額の見直しを行ってみるのも良いかもしれません。家賃が支払えない場合、自分の生活能力を超えた部屋を借りている可能性があります。例えば単身で暮らしている女性の場合、下記等の様々な点にこだわり過ぎて、現在の自分の生活能力に合わない部屋を借りていることが多いようです。
女性が求める物件の条件
- 駅から近い
- オートロック
- デザイナーズマンション
- 新築
- 清潔さ
最初は今の収入でも十分支払えると思っていても、外食が増えたり、他の費用が予想以上に増えたりして、家賃まで手が回らなくなることがあります。
また不景気などの影響で給料が下がったり、ボーナスが出なかったりなど、様々な要因で収入が減ってしまうこともあります。収入が減ってしまうと、家賃の負担がとても大きくなります。そのため、マンションやアパートで一人で暮らす時は、実際の家賃額が適切なのかしっかり見直すことが大切です。妥当な家賃としては、現在の所得の3分の1程度が目安といわれています。例えば給料が、
- 30万円の場合は10万円
- 20万円の場合は6万円
前後が妥当な額です。会社からもらう給料明細などを見て、現在の家賃額を計算してみてください。家賃の支払いに困っている人の多くは、妥当な金額を上回っていることが多いようです。
このようにマンションやアパートを賃貸する時、家賃額の目安となるのが現在の所得です。住宅の種類は色々ありますが、その中には自分がどうしても住みたい住宅の家賃が、月収の3分の1を超えることもあるでしょう。その場合は滞納にならないよう、アルバイトをしたり仕送りしてもらうなどして収入を増やすことが大切です。
当初の計画に反して支出が増え、家賃を支払えなくなると様々なことが起こります。次はその点について紹介します。
この章のまとめ
- 一人で暮らしていると毎日の生活費を始め、多くのお金が必要になる。
- 単身で暮らしている女性の場合、理想にこだわり過ぎて、自分の生活能力に合わない部屋を借りていることが多い。
- マンションやアパートで一人で暮らす時は、実際の家賃額が適切なのかしっかり見直すことが大切。
- 妥当な家賃としては、現在の所得の3分の1程度が目安。
- 住みたい住宅の家賃が月収の3分の1を超えることがある場合は、滞納にならないよう、アルバイトをしたり仕送りしてもらうなどして収入を増やすことが大切。
家賃を滞納すると1
一人で暮らしている人の中には、家賃を支払えなくなり、そのまま滞納する人も少なくありません。そのまま滞納していると、次のようなことが起こります。
家賃の滞納があると、自宅に電話や手紙での催促が届きます。電話や手による督促では、今まで家賃の未払い状況を説明し、支払い可能な日を確認します。電話や手紙などによる督促を無視することなく、約束期日までは支払いが完了すれば特に問題になることはありません。
また不動産会社の中には、遅延金に延滞金などの規定があるところもありますので注意してください。遅延金や延滞金などがあれば、請求額が増えることがあります。
そして電話による督促をそのまま無視していると、次は督促状が届くようになります。電話や督促状などをそのまま無視していると、次は不動産会社の担当者が自宅を訪問します。不動産会社の担当者が来た時点で、支払う人も結構多いようです。担当者の訪問は、主として滞納常習者に対してよく行われています。何度も家賃を滞納してしまうと、電話や督促状を送ることなく訪問する場合もあるようです。
この章のまとめ
- 家賃の滞納があると、自宅に電話や手紙での催促が届く。
- 電話による督促をそのまま無視していると、次は督促状が届く。
- 電話や督促状などをそのまま無視していると、次は不動産会社の担当者が自宅を訪問する。
- 不動産会社の中には、遅延金に延滞金などの規定があるところもある。
家賃を滞納すると2
担当者が訪問しても支払う意思がない時は、次は内容証明郵便による家賃請求が始まります。数ヶ月滞納の状態が続くと、借主の自宅に内容証明郵便による請求書が届きます。この場合、連帯保証人に対しても同時に送付されますので、家族や親戚などの身内にも滞納状態がバレてしまいます。
マンションやアパートの賃貸契約を行う時は保証人が必要ですが、家賃の滞納があった時は保証人まで責任が行きますので注意してください。内容証明郵便が送られる重要性をしっかり考え、早めに対処することが大切です。またこの場合は連帯保証人にも内容証明郵便が届きますので、この時点で連帯保証人から借主に連絡がいくこともあるでしょう。
ここまでの段階で大半の人たちが滞納した家賃を支払いますが、それでも応じない場合はいよいよ訴訟になります。訴訟を起こして強制退去を求めます。自宅に届いた内容証明郵便の請求書を無視すると、正式な訴訟手続きが開始します。この場合、相手側の弁護士からも連絡があり、最終的には強制退去になります。
訴訟を提起され最終的に強制退去になると、住む場所を失い高い確率で職も失います。「職がないので部屋を借りることができない」、「住む場所がないので働けない」など、負のスパイラルにハマってしまう人も少なくありません。
上記の説明は、賃貸契約の時に連帯保証人を付した場合の例です。不動産会社が保証会社を介している場合は、保証会社側から直接法的措置を行い、最終的に強制退去になります。
さらにこの場合、個人信用情報にもリストが掲載されますので大きなリスクになります。このように毎月の家賃を軽視して滞納してしまうと、さらなる大きなリスクを負ってしまうことになりますので注意してください。家賃を支払えない状態を放置し続けるのではなく、払えない場合は友人や家族などに相談してみるのも一つの方法です。
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また借金額が膨らんで家賃の支払いまで目が行かない方は、弁護士や司法書士などの法律の専門家に相談してみてはいかがでしょうか。弁護士や司法書士であれば、あなたに合った最適な方法をきっと提示してくれるはずです。借金の問題と家賃の滞納問題、両方とも一度に解決してくれるかもしれません。一人で悩まないで、まずは相談してみることをおすすめします。
この章のまとめ
- 担当者が訪問しても支払う意思がない時は、次は内容証明郵便による家賃請求が始まる。
- この場合、連帯保証人に対しても同時に送付される。
- それでも応じない場合は訴訟になる。
- この場合、相手側の弁護士からも連絡があり、最終的には強制退去になる。
- この場合、個人信用情報にもリストが掲載される。
- 借金額が膨らんで家賃の支払いまで目が行かない人は、弁護士や司法書士などの法律の専門家に相談する。
それでも家賃が支払えない時は
家賃を滞納するリスクは十分理解できても、それでも支払えない人もいます。家賃が支払えないということは、最終的には自分の住む場所が無くなることを意味します。将来のことを考えると、それだけは何とか避けたいものです。今はまだ大丈夫と思っていても、すぐに深刻な事態に陥ります。
家賃がどうしても支払えない時は、まず大家さんや管理会社に相談してください。管理会社や大家さんが、何かしらの対策案を提示してくれるはずです。
マンションやアパートで一人暮らしをしている人の中には、家賃滞納で悩んでいる人も少なくありません。家賃を滞納すると様々なリスクが出てきます。その場合は、大家さんや管理会社に相談するなど早めの対策が求められます。
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この章のまとめ
- 家賃がどうしても支払えない時は、大家さんや管理会社に相談する。