借金には様々な形がある!クレジットカードのキャッシングとカードローンの違い(リンク

キャッシングとカードローンの違いってなに?

キャッシングもカードローンも、カードを使って借金をする行為です。

ただ、厳密に言うと、支払い方法やその額の大きさなどに違いがあります。

先生

キャッシングとカードローンの違いって、ちょっとややこしくてめんどくさいよね!簡単にまとめると、カードローンの方が扱う額が大きいってことが挙げられるよ!詳しく解説するね!
更に詳しく知りたい人は、以下の記事を見るっす!

ハニワくん

関与する会社

日常生活でよく使うものの中に、キャッシングとカードローンがあります。これらは似ている面もありますが違いもありますので、きちんと理解しておく必要があります。それぞれのカードの特徴をよく理解しておかなければ、関与する法律によってはカードを作れなくなることもあります。しかしどちらのカードも、借金を行うことには変わりはありません。そのためどちらのカードが良くて、どちらのカードが悪いということは一概に言うことはできません。それぞれのカードを比較してみると大きな差異があり、その中の一つが関係する会社です。

 

  1. キャッシングカードは、クレジットカード会社が発行するカード
  2. カードローンは、銀行や消費者金融会社などの金融機関が発行するカード

 

です。カードローンは融資商品になりますので、実際はお金を借りることがメインになります。しかしキャッシングカードは、主として商品を購入する時に、キャッシング会社が商品代金を直接立て替えてくれるだけです。そのため、カードローンのようにお金を直接借りる行為はありません。キャッシング会社、また銀行や消費者金融が発行するカードを利用する場合、それぞれの目的に合ったカードを選択する必要があります。自分がどのような目的でカードを利用するのかによって、使用する会社が異なりますので注意してください。

 

不明な点はキャッシング会社、消費者金融などに直接聞いて確かめてみると良いでしょう。その時は適用金利なども確認しておいてください。カードの種類によって適用金利が異なりますので、その中から自分に有利なものを選択すると良いでしょう。

 

この章のまとめ

  1. キャッシングカードは、クレジットカード会社が発行するカード。
  2. カードローンは、銀行や消費者金融会社などの金融機関が発行するカード。

 

利用目的が異なります

それぞれのカードの大きな違いは、利用目的にあります。キャッシングカードは商品を購入する時に使用できれば、その時に現金を持っていなくても大丈夫です。キャッシング会社が商品代金を立て替えてくれますので、キャッシュレスで商品を入手できます。しかしカードローンの場合、直接商品を購入できません。まず、銀行や消費者金融からお金を借りることから始めます。自分が希望する商品の価格が5万円の場合、まずATMなどでカードを使用して5万円の借入を行います。お金を融資してもらったら、そのお金でお店に行って希望する商品を購入します。カードローンを使って商品を購入する場合は、上記のような流れで購入できます。

 

またキャッシングカードを使って同じ5万円の商品を購入する時は、次の流れで行います。まずお店に行き、キャッシングカードを使って商品を購入します。この時、希望する支払方法を選択します。支払方法は、

 

  1. 1回払い
  2. 2回払い
  3. リボ払い

 

などがありますので、お店の担当者の方に払う方法を伝えてください。お店で商品を購入する時は、キャッシングカードの方がカードローンよりも簡単で便利です。

 

しかし、ある程度お金が必要な時は、カードローンの方が有利になります。5万円や10万円などの場合はキャッシングカードでも対応できますが、50円以上になると限界があります。キャッシングカードの場合、キャッシングを設定していれば商品を購入できますが、あくまでもショッピング枠の利用限度額内になります。ショッピング枠の利用限度額には限界がありますので、カードローンのような高額借入は厳しいといえます。

 

キャッシングカード、カードローンそれぞれ、キャッシングサービスが利用できる時に限って、現金を融資してもらえます。しかし前述のように、キャッシングカードはあくまでもショッピング枠の利用限度額内での利用になります。そのためカードのような、高額での借入は難しいです。このように、

 

  1. キャッシングカードは、商品を購入する時に利用するカード
  2. カードローンは、お金を融資してもらう時に利用するカード

 

になります。またキャッシングカードを利用する場合、支払いのほとんどはリボ払いで行われています。

 

この章のまとめ

  1. キャッシングカードは、商品を購入する時に利用するカード。
  2. カードローンは、お金を融資してもらう時に利用するカード。
  3. キャッシングカードは商品を購入する時に使用できれば、その時に現金を持っていなくても大丈夫。
  4. カードローンの場合、直接商品を購入できない。まず、銀行や消費者金融からお金を借りることから始める。
  5. お店で商品を購入する時は、キャッシングカードの方がカードローンよりも簡単で便利。
  6. ある程度お金が必要な時は、カードローンの方が有利。

 

関係法律

キャッシングとカードローンは、関係する法律が異なります。

 

  1. キャッシングは、「割賦販売法」
  2. カードローンは、「貸金業法」

 

になります。キャッシングとカードローンの場合、それぞれ利用目的が異なりますので、関係する法律も前述のように変わってきます。キャッシング、カードローン、それぞれお金を貸すという行為から見ると一緒になりますが、一方は商品の立替払い、そして他方はどのようなものでも利用できる現金の融資ということで法律が異なります。また貸金業法には総量規制がありますので、注意する必要があります。

 

キャッシングをよく利用している人はご存知かと思いますが、とても大切な法律ですのでしっかり理解しておく必要があります。総量規制というのは借りる側の規制の法律で、年収の3分の1を超えての貸し出しを禁止しています。クレジットカードが対象になる割賦販売法では、この総量規制の適用はありません。そのため、キャッシングを行う時の上限額は制限されていませんので安心して利用できます。

 

また銀行は総量規制の対象外になりますので、年収による制限はありません。しかし、消費者金融からの融資には総量規制が適用されますので、借りる時は注意しておいてください。希望する借入額が、年収の3分の1を超えていないか、事前に確認しておくと良いでしょう。消費者金融からの融資には、年収の1/3が基本になっていますので、利用額が少ないのであればキャッシングの利用をおすすめします。

 

またキャッシングカードでも、キャッシング枠があれば貸金業法が適用されますので注意しておいてください。クレジットカードのキャッシング枠は、直接的にお金を貸し出す内容になっていますので、カードローンと同じように貸金業法が適用されます。例として、年収300万円の人のケースで見てみます。

 

ショッピング枠30万円、キャッシング枠30万円
ショッピング枠50万円、キャッシング枠40万円
ショッピング枠70万円、キャッシング枠30万円

 

の3つのカードがある場合、3枚のクレジットカードのキャッシング枠総計が100万円になります。そのため、キャッシングが付帯したクレジットカードは、これ以上は発行されないことになります。またこのような状態下で融資の申請を行っても、金融機関の審査には通ることはありません。融資の申込みを行う時は、以上の点にも注意するようにしてください。

 

この章のまとめ

  1. キャッシングの法律は、「割賦販売法」。
  2. カードローンの法律は、「貸金業法」。
  3. 総量規制とは、年収の3分の1を超えての貸し出しを禁止する法律。
  4. クレジットカードが対象になる割賦販売法では、この総量規制の適用はない。
  5. キャッシングカードでも、直接的にお金を貸し出すキャッシング枠があれば貸金業法が適用される。
  6. 銀行は総量規制の対象外になるので、年収による制限はない。しかし、消費者金融からの融資には総量規制が適用される。

 

有利性について

キャッシングとカードローン、どちらが有利なのでしょうか?実際に利用する人の中には、疑問に感じる人もいるでしょう。上記のように、キャッシングカードはお金を借りないで商品を購入でき、カードローンは金融機関から融資してもらったお金で商品を購入できます。どちらのカードも商品を購入できる点では同じですが、それぞれ利用目的が異なります。そのため、実際に利用する時に判断することになります。それぞれにメリット、デメリットがありますので、利用しやすい方を選択すると良いでしょう。またカードは使い過ぎがよく問題になっていますので、計画的に利用するようにしてください。

 

キャッシングカードとカードローン、それぞれに違いがあります。カードの内容を、しっかり理解する必要があります。上記でそれぞれのカードの差異をまとめてみましたので、ぜひ参考にしてみてください。

 

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この章のまとめ

  1. カードローンの目的は直接お金を借りること。
  2. キャッシングカードの目的は商品を立て替えてもらうこと。
  3. ただし、キャッシングカードにはキャッシング機能(お金を借りる機能)もついているので、直接お金を借りた場合は、そこで法律も『貸金業法』に切り替わる等、カードローンとの違いはほぼなくなる。

参考文献

当サイトの主な参考文献

IQ

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