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なぜ借りるのか、その目的はなにか、いつまでに完済出来るのか、返済プランはたっているのか。利用する際にはその目的と完済までの計画性が非常に重要です。カードローンを選ぶ際には、自分の返済能力をしっかりと把握し、限度額いっぱいまで借りないようにすることが重要です。
目的ローンと違い、金利は高めに設定されていますが様々な利点から利用者が増えているカードローン。株式会社ジャパンネット銀行が2013年にアンケートを行った結果によると、年収額に拘らずその利用目的は「生活費と娯楽・交際費」が大多数を占めていたと発表しています。限度額内であれば何度でも借りられて対応スピードも速く手続きも簡単なことからその利用理由が述べられていて、カードローンの手軽さと身近さが顕著に現れたアンケート結果であると言えるでしょう。
また一度の借入額は10万円以下と返答した人が全体の約6割となっており、日常に浸透し、生活に根付いたカーロドーンだからこそ、細かに借りて細かに返す人が多いようです。利息のことを考えると返済は翌月一括が理想なのは言うまでもなく、それが無理でも短期返済であるに越したことはありません。生活費や娯楽に対する補填目的で借入するからこそ、生活を利息で圧迫しないように賢く利用している人が多いようです。
また利用するにあたって重視していることは金利、安心感、返済の自由度の順になっていて、これらを鑑みるにこれから先利用したいローン第一位は何かという問いに対し、他と比較して銀行系カードローンがトップとなっているのにも素直に頷くことが出来ます。アンケート結果は数年前のものですが、アベノミクスで日本経済が上向いてきたと言えど一般家庭にはまだまだその実感はないため、このアンケート結果は2015年現在においてもまだまだ通用するといっても良いでしょう。このように、使用目的をしっかりと持ち、なるべく短期間で返済することがカードローン利用時には大変賢いやり方だと思います。
カードローンは基本的に用途自由ではありますが、金融業者からの意思確認において使用目的を聞かれることは多々あるかと思います。その時、審査に不利な回答が確かにあることを知っておくべきかと思います。それは、引っ越し資金としての使用目的と回答することです。一見まっとうな理由かと思えますが、この回答により金融業者は転職・無職の可能性を考えたり、引っ越し後の住所不定となり連絡がつかなくなることを恐れます。また引っ越し先の家賃相場を調べ現在の家賃より跳ね上がるようなら審査は通り難くなるでしょう。金融業者は何よりも貸したお金が回収出来ないことを危惧しています。そのため、返済能力がなくなるとの判断に繋がる引っ越しへの使用目的は審査に不利となるでしょう。
使用目的は自由だと謳っているカードローンを申し込んだ時、金融業者からの連絡で使用目的を聞かれた際に返答しなくても良いと思っている人がいますが、これは大きな勘違いです。紛らわしい書き方ですが、金融業者がこういっているのはあくまで使用目的に対する事実確認は取らないと言っているだけなので、申請者は審査にて重要な項目を負っている使用目的は答えるべきなのです。余程負債履歴に対するクリーンな実績とそれ相応の年収でもない限り、使用目的の無回答または不利となる回答によって審査に落とされることは少なくないでしょう。誰が考えても不利となるような使用目的は回答しない方がましですが、一番無難であるのは冠婚葬祭費でしょうか。
カードローンは基本的にフリーキャッシングが一般的な形態です。これは一度審査に通ればカード利用上限額の枠内であれば何度でも借り入れることができ、返済の自由度も比較的高いのが特徴です。利用者にとっては大変便利で手軽なカードローンですが、そのため貸金業者にとっては最初の審査が非常に重要になってきます。
カードローンの審査では、年収・勤続年数・他社借入件数と借入額に次いで重要な割合を占めているのが使用目的になります。審査が厳しいと言われているカードローン会社になればなるほどその比重は大きくなって行き、使用目的によってはそれだけで返済意思がないとみなされ審査に落ちることがあります。
まず言えることは、誰が聞いても落ちることが容易に想像がつく使用目的です。例えばギャンブルとか借金の返済とかがそうです。また意外なところで引っ越し資金と回答しても連絡が付かなくなり収入源が変わる可能性から審査にひっかかることがありますし、実際の使用理由として最も多いとされている生活費の補填なども金融業者は嫌がります。ユーザーとしては翌月に一括で返せる程の額を少額借りるにとどめるだけなのですが、それが繰り返されるうちに実生活での収支のバランスが不安定な人だとみなされがちなのです。そのため、生活費の補填を使用目的に挙げる人は「月の収入に対して支出が多い計画性のない人」だと判断されてしまう可能性が非常に高くなります
上記とは反対に、事前に予測の付かない急な出費に対する使用目的であればカードローンの審査は通りやすいと言えるでしょう。例えば急にスケジュールに空きができて旅行に行くことになった、冠婚葬祭に出席することになった、緊急入院してしまったなどの理由がその使用目的に当たります。急な出費に対する金銭の補填を月収以外で行いたいことを審査担当者にしっかりと伝えることが出来れば、使用目的での審査には何の心配もありません。他に審査が通りやすい使用目的をあげるとするのなら、自分磨きのための自己投資でしょうか。短期留学や資格試験のための学費、またそれらに関する塾や学校の授業料などが自分磨きのための自己投資に当たります。間違えても美容やファッションに関連した自分磨き・自己投資ではないことを念頭に入れておいて下さい。
まれに担当員から自己投資ですかと聞かれ、上記のような理由を述べて審査落ちする人がいるようです。あまりに不利な使用目的を述べるくらいなら通りやすい無難な回答をしておこうと思う人もいるかもしれませんが、それは止めておいた方が良いでしょう。カードローンにおいて、貸金業者は回答された使用目的に対する裏付けを取るようなことはしませんが、一度そのような虚偽の申請をしてしまい、それが通ってしまうと感覚が麻痺して来るからです。金融業者との取引は信頼関係の構築が何よりも重要です。それは金融業者に嘘をついて甘く見るような態度を取ってしまうと築けるものではありません。バレないからいいやでは無く、バレないからこそ誠実でいましょう。
更に言えば、一度簡単に融資が下りたと勘違いしてしまうと、次々に借金を抱えてしまい借金を借金で返すようなことになりかねません。カードローンは気軽に利用できる一番身近な負債となったため利用しやすい気安さからつい甘く見てしまいがちですが、立派な借金であることを忘れてはいけません。
自動車ローンや住宅ローンなど、金融機関から受ける融資には目的に合わせた色々なローンのプランが用意されています。使用用途によって金利や返済期間に差がある目的別ローンですが、カードローンにも目的別によって様々なプランが最近出てきました。そのため使用用途によってローンのプランを選択することはとても重要ですが、それと同時に返済方法の如何に目的をおいたカードローンの選び方も重要となっています。
カードローンの使用目的は原則自由を謳っている貸金業者がほとんどですが、目的別によって様々な差を付け、よりカードローンを利用し易くできるよう展開されてきました。そもそも目的別ローンとは、融資の使用を特定の目的に限定されたローンのことを指しています。そのため、ローンの申請にはその目的に関する見積書や請求書、診断書や領収書などが提出必須となっています。審査基準はその提出書類と年収、個人情報とを加味したものとなります。
銀行・信販会社・損害保険会社等で提供している目的別ローンはその意義の通り使用目的を特定していますが、カードローンに関する目的別利用ではその範囲が広義である傾向にあるようです。具体的に、カードローンやキャッシングで人気の高いアイフルの目的別ローンを見てみましょう。例えば銀行で受ける自動車ローンですが、これは新車・中古車に限らず自動車の購入のみに特化した融資を行っているサービスとなっています。これに対しアイフルでは、「カーライフ」と言うカテゴリーにおいて自動車の購入はもちろん、修理・車検・付属品の購入といった車に関する全ての事項に対応出来るよう融資のサービスを展開しています。
他にも自身の医療費に関する「メディカル」や家族の医療費に関する「ホスピタル」歯科矯正やホワイトニングなどの高額歯科医療費に関する「デンタル」など、様々なプランが用意されています。通常の目的別ローンでは相手先への直接入金などが融資条件に含まれていたりしますが、カードローンでの目的別ローンではあくまで入金先は希望する指定銀行口座となっているため、より自由度の高いローン形態となっています。
短期返済を考えている、月の返済額を抑えて長期返済を目指している、途中繰り上げ返済を挟みながらなるべく速い段階の返済を希望しているといった、返済に関する希望は様々です。そこで、自分の考える返済方法に最も合った金融業者を選び、申し込みを行う必要があります。例えば長期的な返済を考えているのであれば金利の易い銀行系カードローンですし、数ヶ月での返済を考えているのであれば金利が多少高くても審査が通りやすい消費者金融系のカードローンを選びましょう。消費者金融系のカードローンには初月金利無料のサービスを行っている会社もありますし、翌月一括で返せる当てがあるのであれば利用しない手はありません。
使用目的を明確にしてカードローンで融資を受けた場合、まずは当初の使用目的以外でのカードローンの使用は行わないことが鉄則です。融資審査によっては見積書や使用計画書等で審査が通ることもあり得ますが、だからと言ってせっかく下りた融資を当初の目的以外で使ってしまうことは本末転倒です。どのような融資に対しても言えることですが、計画性を持った使用・返済を行わなければなりません。また返済方法を重視してカードローンを選ぶとき、例えば同じ消費者金融系での融資でもその使用目的によっては目的別に用意されている目的別ローンを申請した方が金利が安い場合があります。専属スタッフと詳細な打ち合わせの上、最も自分に合ったプランを申請しましょう。