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消費者金融でキャッシングする際に、あなたは利息の計算をしていますか?借入金額が100万円の場合、借りたお金が100万円でも100万円返せば返済したという事には当然ながらなりません。100万円+利息分を支払って初めて完済したという事になるのです。
消費者金融を選ぶ際に、誰だって金利の低いところの方が得だという事は分かります。金利が15%の消費者金融と18%の消費者金融なら、15%の消費者金融でお金を借りたいと思うでしょう。しかし金利が高いか低いかにはこれだけ拘るのに、返済期間については拘らない人が多いのです。例えば、某消費者金融では、月々の返済金額は5000円からでOKと提案してあったとしましょう。あなたは5000円であれば、月々の返済は負担にならないと安心するかもしれませんが、ちょっと待って下さい。月々5000円しか返済しないのであれば、100万円全て返済するのに何年かかってしまうのでしょうか?
金利18%とは1年間で18%の利息がつくという意味です。つまり100万円なら18万円の利息がつきます。ただしこれは1年で完済した場合は総額118万円ですが、5年10年と返済期間がかかれば期間に比例して返済する総額は多くなるという事を理解しておかなければいけません。つまり、1%でも低い金利の消費者金融で借りる事も重要ですが、それ以上に重要な事は月々の返済金額を上げて短期間で返済する事です。
ただし、1年目に利息をいくら支払うのかは金利が1年間で〇%と表示しているので分かりやすいと言えますが、2年目からは把握しにくいと思う人が多いのではないでしょうか?なぜかというと、利息は元金の金額に応じてつきます。2年目では1年目に利息+元金のいくらか分を支払っているので、元金自体は減っています。その元金に応じて利息がついているので、1年目よりは支払う利息分が減るという計算になります。
しかし月々の返済額のうちいくら分が利息で、いくら分が元金を返済しているのか分からないと、どれだけ利息を支払っているのか把握していないという人も多いでしょう。もちろん、計算しなくても、出来るだけ多くの金額を返済して、返済期間を縮める事を意識していたら問題はありません。ですが、日々の生活をキリつめて、返済期間を縮める事で、どれだけ支払う利息を減らす事が出来るのか?努力をしている訳ですから、自分が努力した結果を知っていた方がモチベーションが上がる事は事実ですよね。
そこで活用して欲しいのは、消費者金融のサイトにあるサービス機能で、返済シュミレーションのツールです。この返済シュミレーションには、借入金額と返済期間、そして金利を入力すると支払う金額が簡単に算出出来ます。自分で計算をしなくても、条件さえ入力すれば、ツールが自動的に計算をして答えを出してくれるというわけです。もし仮に100万円を5年間で完済する場合と、10年間で完済する場合とでは、どれだけ支払う金額が違ってくるか比べてみましょう。月々の返済額が高くても、短期間で返済しようと肝に銘じるような結果が出るはずです。
誰だって月々の返済金額は、低い方が楽に決まっています。消費者金融は、利息をたくさん支払って欲しいので、返済が延滞しなければ、月々の返済額は少額でも全然構わないと考えています。しかし返済金額が少額では利息ばかり支払う結果になり、元金がなかなか減らず完済時にはすごい利息を支払う事になります。毎月の返済額は最低額だけ支払っておけばいい、延滞せずにコツコツとでも借金を返済する事が大切なんて思っていませんか?毎月の返済額は1000円でも2000円でも多く返済すれば、それだけ利息が減らせて総支払額が減るという考えで返済していきましょう。
消費者金融でキャッシングを利用する際に、利息の計算方法をキチンを把握している人がどれぐらいいるのでしょうか?もちろん、計算方法など知らなくてもキャッシングの審査には通ります。それに大半の消費者金融のサイトには、借入返済シュミレーションのツールが用意されていて、そこに金利と返済期間、借入金額の数字を入力すれば、自動的に計算をし、数字を表示してくれます。ですが、消費者金融のサイトで、借入返済シュミレーションを使うのは、最初に借入する時だけではないですか?先月と今月は最低額より多く支払ったから返済期間が短くなって、支払い利息がこれだけ減らす事が出来たなど、日常生活の中で計算出来ればそれだけ頑張って返済していこうという気持ちが高まるはずです。
計算方法なんて知らなくても困らないと思う人もいるかもしれませんが、やはり計算方法を知っていて金利差や支払い総額の変化を自分で計算して出せる事で、キャッシングに対する意識が大きく違ってくると言えるでしょう。では、計算方法について紹介したいと思います。
まず消費者金融で金利〇%と表示されている数字は年利です。しかし、キャッシングの返済は毎月行っているわけですから、金利は年利ではなく、毎月いくら発生しているのか、月利で把握しておくべきだと言えるでしょう。例えば金利18%の消費者金融から10万円借りて1ヶ月で完済した場合に発生する月利は、
10万円×18%÷(365日×1ヶ月)
という計算式が成り立つので、答えは1480円となります。この1480円が利息なので、総額は10万1480円を消費者金融に返済するというわけです。
先ほどの計算方法を見て、なんだ計算方法は思ったほど難しくないと思われたかもしれません。しかし1ヶ月で完済した場合は、分かりやすいのですが、なかなか1ヶ月で完済出来る人は少ないですよね。そして初回の計算方法は簡単ですが、2ヶ月目以降は借りた金額から返済金額を引いた残高を元に計算をする事になります。つまり計算式が変わってくるという事です。初回は、
借りた金額×年利%÷365日×1ヶ月
で計算しましたが、2ヶ月目以降は
(借りた金額-返済額)×年利÷365日×1ヶ月
になります。言葉で説明してもピンとこないですよね。なので実際の数字に置き換えて説明していきます。Aさんが年利15%の消費者金融から60万円借入れて、毎月5万円返済する場合の計算式です。
1ヶ月目は60万円×15%÷365日×1ヶ月=7397円
2ヶ月目は55万円×15%÷365日×1ヶ月=6781円
3ヶ月目は50万円×15%÷365日×1ヶ月=6165円
となります。この計算式を見て、利息が毎月減っている事に気づきますよね。これは返済して元金が減っているため、元金にかかる利息も減るというわけです。この計算式を見れば、高い消費者金融の金利では、早く元金を減らす事が、負担を減らす最大の要因だという事に気づけるでしょう。
消費者金融で最低返済額を選ぶ際に、少しでも毎月の返済額が少ない方が、負担が少ないと考えてしまう人がいます。確かに、毎月給料の中から生活費を引いて、5万円も返済にあてるのは大変だと感じるでしょう。ですが、ここで5万円が大変だからと返済額を3万円に減らしてしまう。一見生活は楽になったように感じるかもしれません。しかし実際には残高がなかなか減らずに返済期間が延び、返済期間が伸びた分、余計に無駄な金利を支払っている。総支払額が増えて楽になったどころか、余計にしんどくなっているという事に気づかなければ、消費者金融のいいカモになってしまうでしょう。
消費者金融のキャッシングを利用したという場合、金利の計算方法を知っておく事は損はありません。自分で計算する事で、毎月こんなにも利息を支払っているから、なるべく短期間で返済しよう。そんな意識を持つ事が出来れば、計算方法を知った意味はあると言えるでしょう。しかし現実問題、毎月自分で計算をするのは面倒だと思うのが正直なところですよね。ですから、計算方法さえ覚えておけば、後は消費者金融のサイトにある計算シュミレーションのツールを活用すればいいのです。
計算シュミレーションのツールは、とても便利です。
に数字を入力すれば、自動的に計算をしてくれます。月々の返済金額を3万円で返済したパターンと、5万円で返済したパターンをそれぞれ総支払額を出し比較する事も簡単です。何パターンかシュミレーションをしてみて、無理のない返済プランを立てる事が大切だと言えるでしょう。
そもそもあなたは毎月の返済金額をどうやって決めていますか?理屈としては、毎月の返済金額を高くして、出来るだけ短期間で返済する事が、最も利息を減らす方法だという事は分かります。ですが、だからといって、毎月の最低返済額を返せる上限に設定する事は非常にリスクが大きいと言えるでしょう。なぜかというと、上限のギリギリに設定してしまうと、急な出費が必要になってしまった時に最低返済額を支払えないからです。そして最低支払額を支払えなかった場合にどうなるのか?というと、延滞し延滞した事で、キャッシングの金利よりもさらに高い遅延損害金を支払う結果になるからです。
そのため最初から、自分の中で返せる上限の最低支払額を設定するのではなく、ある程度余裕がある最低支払額を設定しましょう。そして余裕があった月には、最低支払額よりも多めの金額を返済にあてればいいのです。そうすれば、遅延損害金を支払う心配はなく、また返済期間のペースも短期間にする事が出来るでしょう。最低金額に足りなければ困りますが、最低金額より多めに返済する分には何も障害はありません。その事を理解した上で、最低金額を設定しましょう。短期間で完済するためには、月々の返済額を多くした方がいいというのは正しい考え方ですが、無謀な返済プランは自分の首を絞める結果になる事を覚えておきましょう。
計算シュミレーションのツールは非常に便利です。利息がいくら発生し、毎月の返済額がいくらになるのか、一目瞭然だからです。そのため、金利の負担の大きさも実感するでしょう。しかし計算シュミレーションを利用したとしても、利用する人によって大きく2通りの考え方に分かれるでしょう。1つは、キャッシングをするという事はそれだけ金利の負担が大きいから、キャッシングは最低限の利用にとどめておこうとキャッシングを控えるタイプ。
もう1つは、シュミレーション通りに返済が出来ると思い込んでしまうタイプです。どういう事かというと、
『シュミレーションでは毎月5万円返済したら2年で完済、利息が〇万円かかると認識し利息は高いけどいくら支払うか明確になったんだから、何も不安に思う事はない』
とキャッシングに積極的になるタイプです。毎月5万円返済するという条件も、あくまでシュミレーションで滞りなく返済したと仮定した話ですよね。ですが、それが苦も無く出来ると考えてしまうわけです。
もちろん、計算上は正しく、無理がないように思えます。でも現実はそうではありません。例えば通勤に使っていた車が故障して、思わぬ修理代がかかってしまう事があるかもしれません。友達の結婚ラッシュが続き、ご祝儀が必要になるかもしれません。節約生活だって、最初は我慢していてもストレスが溜まって、衝動買いをしてしまうかもしれません。キャッシングをする際には、誰だって返済出来ると思ってお金を借りるのです。しかし返済出来ずに困窮する人が本当にたくさんいます。計算シュミレーションはあくまでもシュミレーションに過ぎず、シュミレーション通りに行く事の方が本当は難しいのです。