あがり症とセロトニンってどんな関係があるの?
あがり症の人は、脳内物質であるセロトニンが足りなくなる傾向にあります。
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あがり症(SAD社会不安障害)の人は、脳内で
している。これはうつ病と同じだ。これは脳内物質の名前だ。そうした脳内物質を、4、5個覚えておく必要がある。まず覚えておかなければならない3大物質がこれだ。
不安や恐怖を抑えて心の平静を保つ働きをする脳内物質
集中力を高めたり心地よさを感じたりする働きをする脳内物質
積極性を生み出し、意欲や記憶力を向上させる働きをする脳内物質
ノルアドレナリンは、多すぎると不安や恐怖感を引き起こし、少なすぎると気力が低下しうつ症状を引き起こす。ドーパミンも、多すぎると暴走的な行動を取ってしまい、少なすぎると意欲が低下してうまく動けなくなる。
そしてセロトニンとは、このドーパミンとノルアドレナリンのバランスを整えているといわれている。脳内のセロトニンが十分に作用していれば精神が安定し、平常心を保つことが出来るのである。その他にも、『GABA』や『β(ベータ)エンドルフィン』も心の状態に関わってくる。
アミノ酸の一種。上昇した血圧を下げたり気持ちを安定させたりする役目を持つ脳内物質
運動をし続けたり物事に熱中したりしているときに分泌され、人をいい気持ちにさせる。痛みを感じにくくしたり免疫力や自然治癒力をアップさせる役目を持つ脳内物質
、ということをまずの大前提として覚えておきたいのである。
さしずめこれら『ドーパミン、ノルアドレナリン』とは、『サーカスの猛獣』だ。要は、羽目を付けて行動しなければならない。いわゆる『羽目を外す』というこの『羽目』というのは、元々馬を制するために口に噛ませる『馬銜(はみ)』が語源だ。
の事である。
その、羽目を外すという行為は、馬の野性を暴走させることを意味し、また、羽目をきつく締めあげるという行為は、馬を無意味に衰弱させることを意味する。
サーカスの猛獣は、厳しくしつけられ、鍛えられているからこそ、観衆の面前で人々に喜ばれるパフォーマンスをすることが出来る。だが、彼ら猛獣のコントロールを失ったら最後、猛獣たちはそこにいる団員はおろか、観衆たちを次々と襲ってしまい、大惨事を引き起こしてしまうだろう。
そこでカギとなるのが、
だ。この猛獣使いがいるからこそ、猛獣(ドーパミン、ノルアドレナリン)という『不安定なエネルギー源』の均衡を保つことが出来るわけだ。そう考えると、あがり症やうつ病の人が、そのセロトニンが不足しているという状況を、すぐに飲み込めるはずだ。
こういうイメージが浮かび上がってくるはずである。その脳内物質の整え方は、大きく分けて2つある。
である。
SSRIというのは、『選択的セロトニン再取り込み阻害薬』の意味を持つ薬で、長ったらしい名前で紛らわしいが、意味を知れば極めて簡単である。
要は、『セロトニンの濃度を常に濃くしていたい』わけだ。だが、うつ病やあがり症といった不安定な状態にある人は、このセロトニンの濃度が薄くなってしまう傾向がある。
。その、阻害する為の薬ということなのである。
そうすれば、セロトニン濃度が常に濃いものとなるわけで、それはつまり、『猛獣使いの体力が満タンである』ことを意味するから、大船に乗った気分でいることができるというわけだ。つまり、
、というイメージになる。
否定的な認知を修正して不安を減らす、認知行動療法。たとえば同じ書類の記入ミスを指摘されたとき、
次から気を付けよう!
とする人と、
とんでもないことをしてしまった!
という人に別れる。自信の低下は
で回復させるのが一番だ。
これは『自分とは自分を信じると書く』という考え方を持てれば終わりだ。失敗体験に支配されている人が、どうして自分を信じることができよう。そういう人が自分を見つめたところで、浮かび上がってくるのは『過去の失敗体験』だけ。それを見て(自分を信じよう)と思うことなど出来ないということは、冷静に考えてみればわかるはずだ。
どんな小さなことでもいい。『
』をしていくことで、そのうち自分を信じることが出来るようになる。そしてそれは当然『自信』となり、間違った過度に悲観視した認知や認識が修正され、心の安定を維持することが出来る。
『藤木と山田』という記事を書いた。これは、あの『ちびまる子ちゃん』の登場人物の話だ。SAD、つまりあがり症の人は、 ことが多い。
人間が持っている生体リズムとセロトニン。セロトニンは、この生体リズムに合わせて分泌されることがわかっている。
の生活をする人は、このリズムに逆らっている。精神が不安定な人が多いのもその為だ。
食事から取り入れられた
という成分は、体内でセロトニンに合成され、メラトニンに変化する。メラトニンは睡眠リズムをつかさどる物質で、このメラトニンが安定的に働くことで良質な睡眠を得られるようになる。夜、しっかり睡眠がとれると、昼間活動的に過ごせるようになり、脳内のセロトニン量も増えて、心も安定する。
は緊張状態を作り出しやすい。セロトニン量が低下しているSADの人は、交感神経が緊張しやすいため、夜間の睡眠の質も低下しがち。質のいい睡眠がとれないと、副腎皮質ホルモンやアドレナリン、ノルアドレナリンといった脳内物質が放出される。
つまり、睡眠不足になると、闘ったり逃げたりする時に震えたりするホルモンが多量に分泌されることになるわけで、そうなると身体はおのずと緊張状態に入りやすい。心の緊張が起こりやすくなる。
朝ごはんをちゃんと食べないのも、生体リズムにいい影響を与えない。朝食べれないのは、夜寝る前に何かを食べていることも影響している。どちらにせよ規則正しい食事、睡眠、運動が必要になる。おススメの運動は、軽い有酸素運動。身体をリラックスさせるようなもの。ウォーキング、ストレッチ、水泳、自転車、フラダンス等がそうだ。
また、散らかった部屋をそのままにしているのは脳の活動性が低下している証拠のため、整理整頓が出来るかどうかで、自分の脳のコントロール力がどれほどのものかがわかるだろう。
基本、うつ病、ED、ワキガ、口臭、薄毛等といったこれらのよくある人間のコンプレックス的な問題は、
という基本中の基本を、極めて最適化することで、ホルモンや脳内物質のバランスを最適化し、美と健康を維持、向上させることが出来る。これは、全ての専門書を見れば明らかになることだ。 も、全ての専門書に必ず『NGだ』と出て来る。この5大要素は必ず最適化する必要がある。
不規則な生活態度は、人間に甚大な悪影響を与える。だがそれは逆に言えば、人として規則正しい生活を送っていれば、甚大な恩恵を得られるということになるのだ。