あがり症に有効な認知行動療法にはなにがある?
例えば、『社会能力を伸ばす』ことが有効です。
あがり症に有効な認知行動療法(間違った認識を修正) – Inquiry. |
あがり症に有効な認知行動療法。『逃げ出さない』ということ – Inquiry. |
あがり症は成功体験の積み重ねによって克服することが出来る – Inquiry. |
と併せて考えていきたい。『社会能力』というのは、我々一人一人が過去の経験において築き上げてきた
(行動様式)のことで、社会能力が高い人ほど、効果的で、的確で、好感度の高いコミュニケーションができるのである。
この社会能力を考えた時、上記リンク記事にある『成功体験』とかなり近い話であることは想像にた易いはずである。『他人がこわい あがり症・内気・社会恐怖の心理学』(紀伊国屋書店)にはこうある。
実は、社会不安を感じると社会能力が低下してしまう人がいるのである。たとえば、親しい友達と一緒にいる時は面白い話を次々としゃべることができるのに、目上の人を間にすると途端に無口になってしまう人、皆さんの周りにはいないだろうか?
逆に社会能力の低さが社会不安の原因になってしまう場合もある。たとえば、レストランでの正しいマナーを知らない人は、テーブルにずらりと並べられたフォークとナイフを見ただけで、心臓が早鐘を打ち、汗だくになってしまうだろう。
社会能力が低い人は、もっと日常的にこういう状況に置かれている。
なのである。
つまり、
のと同じように、社会能力を伸ばすことで、苦手な状況をコントロールでき、社会不安を克服することが可能になってくる。
これは、『あがり症は成功体験の積み重ねによって克服することが出来る』にも書いたように、『可塑性』というテーマについて考えれば、理解が早くなる。その記事で書いた、
ということなどと併せて考えていきたい。