うつ病の改善にはやっぱり薬が一番いいの?
いいえ。うつ病の改善の為には、薬よりも重要な事実があることを知ることが大事です。
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1999年に『うつ病は心のかぜ』というキャンペーンがあった。それで広く認知されるようになり、『うつ病患者が増えている』という統計データに繋がっているという。これは、自己破産の件と同じケースだ。
自己破産の破産制度そのものは大正11年に作られたが、平成17年にいわゆる『新破産法』が生まれ、破産手続きの合理化と迅速化が図られた。破産者が手元に残すことのできる財産が拡張され、破産のハードルが低くなった。自己破産件数は、2003年=25万件、2012年⇒8万件、2015年⇒6万件と、減少傾向にある。
自己破産がピークを迎えた2003年当時ににあった背景としては、下記等があった。
4)はつまり、それによって自己破産制度の
ということである。
うつと判断された人は『セロトニン不足』と判断され、セロトニンを増やす薬が投薬される。(SSRI等)。そして、飲んでも改善されない場合は、薬の種類や量が再検討される。しかし、薬によって症状が緩和されても、また発症したときは、永久に薬を飲み続けた方が良い、などと言われるケースもあるという。
それは医学生の教科書に、
と書いてあるからである。
また、これらの処置や傾向の流れの背景にあるのは、『うつ病の原因が不明』という事実が大きく影響している。つまり、
のだ。風邪薬と同じ状況だということである。そして、その悲観的な現実に依存するしかなく、悪循環の堂々巡りが続いてしまうということになる。
薬は、症状を緩和するだけで、根本を直すわけではない。という発想からは、投薬が何を意味するかが見えて来るはずである。つまり、『重荷を下ろす』こと。別にこれらの目的でやっているなら、食事改善等と同様、投薬も有効である。だが、
だ。
とあるうつ病の本には、
である、という解釈があるが、それはその通りだ。
メンタルセラピーによって自分の生き方を変えると、症状はいらなくなっていき、内服を減らす人、止める人、治療を卒業していく人が出て来る。
、というところがポイントだ。症状はサインだからである。
疲れてきたら、ビタミンCが酸っぱく感じる。あれと同じサインだ。身体が心にサインを出し、そのサインを見て、人は時に休息が必要となる。
人の身体は、楽に、穏やかになりたがっている、前述したサインも、それらと同じである。また、実際に楽になる力も持っている。それが、
である。その力を軽んじてはならない。
『漢方薬』を飲む意味を知っているだろうか。実は『漢方薬』とは、『毒』なのである。
だが、その『毒』を飲むことによって、その
のである。老廃物と毒素がしっかり排出されて、免疫力も上がる。従って体調が回復するのだ。 人間の自然治癒の力を侮ってはならない。むしろ、有効に活用すべきなのである。
うつ病患者の共通点には、下記というものがあるという。
エマーソンは、自身のエッセイ『独立独歩』でこう言っている。
ということで言えば、他人との比較をやめることが大事だ。アメリカの哲学者、
患者の中には、『急に仕事への足取りや態度が重くなった』とか、『周りの楽しそうにしている声が無責任、あるいはストレスとなった』という状態になった者がいるが、ここから垣間見えるのは、『嫉妬』と『自分への不満足』である。
私自身経験があるからよくわかるのだが、『
可能性が高い。確かにそういうときは私もパフォーマンスが下がった。では、私の場合はどうしたかというと、その会社を辞めたのだ。そういう大きな転換の勇気があったので、その虚無感をクリアすることができた。
ということについては、今書いたようなこともそうだし、例えば、歩かなければならない道があるから歩く、頑張らなくてはならないから頑張れと言われたくない等、とにかく『勝手に負担を感じている』という可能性がある。
早寝早起きも、会社の営業時間も、全て人為的である。
。正しいのは宇宙のリズムだ。太陽があるから生命があり、それが沈んで夜になる。このような不変のリズムに沿ってみる。
すると、不思議なことに体温やホルモン分泌が変化して、穏やかで健康的な生活を送れる。陽が昇ったら起床して、陽が沈んだら睡眠をとる。こうした対策は、人間の心身にとって極めて重要である。
様々な本にも、『
』とあるが、その根幹にあるのは『 』ということである。この重荷を取るということは、うつ病にとって極めて重要なキーワードとなる。
ヨガもマッサージも腹式呼吸も漢方もそうだが、これらは全て、『あるものを優位にし、あるものを劣位にする』ために行うこと。それは当然、免疫力・自然治癒力を優位にすることは間違いなく、
(ストレス、汗、毒素、乳酸、疲労物質、交感神経優位)を劣位にすることは間違いない。
また、筋肉の必要性も考えたい。熱を発して化学反応を行い、健康を守る代謝を繰り返すわけだが、1日に必要な熱の4割以上を生産する臓器は筋肉だという。ゆえに、筋肉量と基礎代謝量、体温は比例する。
する。
本人がうつ病経験者でもあったとある本の著者は、自分自身の食生活を振り返り、自ら病気を招いたことにも気づいた。
がたっぷり入った清涼飲料やお酒を大量に飲み、脂っこい料理を好み、ストレスの発散・解消をしてました。
太っていたので体は重く、動くことが大変だった。栄養が偏り、低血糖症に陥っていたため、精神状態にも影響していた。しかし
のだと言う。
周りからの期待、人為的な営業時間、既成概念、個体観念、言うことを聞かない夫に嫁に子供に姑に部下。それらはすべて非常識な常識だと知ること。それらに縛られ、囚われ、体が悲鳴を上げているのなら、
なのだ。
アインシュタインは言った。
つまり、
(自分が変われば、自分の身の回りは変わる、という発想)だ。周りを変えようと思う、あるいは思い通りにならないと憂う、流される、支配される、囚われるのではない。インサイド・アウトだ。
自分は正しく、相手は間違っている、こうあるべきだ、こうでなければならない。これが正義だ、これが常識だ、失敗したら後戻りできない、失敗できない、途中で止められない、あのときああしていたら、全て自分でやらなければならない、
等、これらはすべて『
』であるということになる。このあたりのエゴというか、思い込み、バイアス、決めつけは無知ということになる。 ことに気づけるかどうかだ。
あがり症に大きな影響を及ぼすセロトニンという脳内物質とその役割 – Inquiry. |