うつ病の原因ってなに?
色々ありますが、例えば、『世の中に置いてかれたくない』という恐怖や執着が関係していると考えられます。
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うつの原因は『執着』かもしれない。だとしたらやるべきことは… – Inquiry. |
これを考えた時見えてくるのは、『
』という事実である。この言葉で終われれば説明は簡単なのだが、わからない人のために説明するとなると、長く書かなければならない。
というのは、『現在の自分の状況は、すべて外部の環境によって作られているから、外部の環境が変わらなければ自分は変われない』という発想をすることである。『外側から内側へ』という意味だ。
そして、
というのはその逆で、『現在の自分の状況は、すべて自分でつくり出しているわけだから、その原因も責任も、あるいは主導権のカギを握るのも自分である』という発想をすることである。『内側から外側へ』という意味だ。
つまり、自分の現在の状況は、誰の責任なのか。誰のせいでこうなったのか、ということなのである。
そもそもインサイド・アウトの発想を出来る人なら、うつにもならないし、失敗してもくよくよしない。なぜなら、
などとして、ピンチをチャンスに変えるだけの発想力と主体性を持っている。
しかし、うつになるような人はアウトサイド・インだ。
と考えてしまうわけだから、自分の現在の状況を打破するのは自分ではなく、
であることをわずかでも期待してしまっているのである。
別に、世の中に置いていかれようがどうなろうが、自分の人生に芯が通っていれば動じることはない。だが、アウトサイド・インの発想をする人は、
自分が順風満帆である為には、~という外部要因が整うことが必須条件だ。その中には当然、世の中の最前線にいて、旅行やバーベキューに出かける仲間もいて、家族や子供もいる、という事実があることが含まれているのだ。
と考えてしまうから、そこにあるのは自分本位な執着と無知である。では、子供を事故で失った人は、もう人生が終わりだと言うつもりだろうか。バーベキューに出かけない人が皆、人生を楽しんでいないとでも言うつもりだろうか。そこにあるのは自分本位な執着と無知である。
その執着と無知ゆえに生まれた弱さが、うつを生み出す。うつ病の根幹にある『自分の思い通りにしようとする意識』について考える必要がある。