なんで『うつは心の風邪』なの?
うつ病と風邪はいろいろと似ているところがあるからです。
先生
ハニワくん
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風邪の時に変わる人格、うつの時に変わる人格
『気分がうつ気味なときに食べないのも食べなさすぎるのも良くない』の記事に書いたが、風邪のときは、食欲がなくなって、薬を飲んで寝ている間が一番楽になる。
起きたら頭痛やらのどの痛みやら、お金、仕事、人間関係などの溜まっている現実に様々な問題がすぐに浮上してきて、『重荷』を感じてだるさが悪化する。『うつ病の克服に最も重要なキーワード『重荷を取って軽くする』』にも書いた様に、自分の心身から少しでも重荷を取ることは、うつにとっても風邪にとっても大切なことである。
食欲がなくなると痩せて来る。普段、大体の人が太りすぎていることを気にしているわけで、だから『ダイエット』という言葉がここまで広く蔓延しているわけだが、しかし、そのように
とか、誰かの為に張っていた とか、そういうものがどうでもよくなってくる。
(別にどうでもいいや)という思いが強くなり、
になる。その様子を俯瞰で見ると、一体、通常時と、こういう時の、 なのだろうか?という疑問が浮かんでくるわけだ。それぐらい、人格のギャップが出来上がるのである。
先生
ハニワくん
先生
ハニワくん
- うつ病と風邪は似ている。
『冬が来たなら、春が来る。』
どちらが『取り憑かれている』のか、どちらが『在るべき姿』なのか。
んじゃないのか。お金も仕事も、あらゆる社会制度は人間が作った。
花や動物はのんできいいなあ。気ままに生きて、寝たいときに寝る。ああいうのを見ていると、人間だけが無理矢理何かを強いて、勝手に窮屈になり、体を壊している。そう考えると、人間は本当に賢いのか、それとも馬鹿なのか、わからなくなってくる。
もちろん社会制度には意味がある。だが、そういう状態のとき、そうした客観視は出来ない。視野も狭いから、自分のことだけでいっぱい。従って、『自分以外の人に弊害が出る』という事実は、このときは考えることが出来ない。なんなら、『自分に弊害が出ているんだよ』ということで、自分、自分になってしまうのである。
ところで、さっきまで部屋の外の天気は曇りだったが、今は快晴となった。たったのこれだけで、私の気分は
快晴の方が心は晴れやかであり、未来が明るいと思うことが出来る。だが、雲っていたときは妙に心もどんよりとしていて、軽いうつ状態であった。別に、わざわざ『うつだ』と言わないだけで、間違いなくそういう状態だった。
事実、人間は太陽の光で網膜を刺激されることによって、脳内安定させる脳内物質『セロトニン』の分泌が活発になる。『あがり症に大きな影響を及ぼすセロトニンという脳内物質とその役割』にも書いた様にセロトニンが枯渇すると気持ちはうつになるわけだから、太陽というのは人間にとってなくてはならない存在なのだ。
人間は、外の天気がどうだとか、脳内のセロトニンがどうだとか、風邪気味で体調がどうだとかいう理由によって、こうも人格に差が出てしまうものである。だが、覚えておきたいことがある。それは、
ということだ。
のである。
先生
ハニワくん
- 昔は、仕事なんてなかった。
- 冬が来たなら、春が来る。