うつの原因ってなに?
色々ありますが、『べき・ねば』の考え方に固執するのは危険です。
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『真面目で完璧主義がうつになる。だが、完璧な人間など最初からいない』の記事に書いたが、真面目で完璧主義な性格である人が、うつになりやすいといわれている。そういう人は、口ぐせや考え方の癖として、
などといったものはないか、自問するべきである。この口ぐせや考え方こそが、真面目で完璧主義な性格であることを裏打ちする証拠であるわけだが、そうした考え方は、
うつ病克服の重要キーワード。『不一致』と『ストレッサー』 – Inquiry. |
という方向から考えても、改善したいポイントである。
真面目で完璧主義な性格であるということは、そこにいるのは往々にして、下記のようなポテンシャルを持った人物像なわけだ。
そして、これらに反した行動を取ると、たちまち罪悪感にさいなまれ、あるいはもやもやしてしまい、気が気じゃなくなってくる。
例えば完璧主義ということを考えて言えば、12時に休憩を取ると決めたなら、11:55分に仕事が終わっても、残りの5分をまだ他の仕事に使おうと考えることがある。
なぜなら、12時に休憩を取ると決めたからだ。だが、
つまり、本当はその5分を休憩に当てた方が良い。ラストスパートをダッシュしたイメージで、パワーを出しきってしまっているからだ。
しかし、本人としては納得がいかない。キリが悪いからだ。そういうことを積み重ねていくと、次第に自分の体に負荷が溜まっていき、徐々に心身が疲弊していくのである。
だから、もし自分が本当に『真面目で完璧主義な性格』であることを自負するのであれば、『
』になることが必須条件だ。それはつまり、『 』ということもできる。冷静に考えて、真面目で完璧主義な人がうつになるわけがないだろう。体調を崩して、会社を休み、様々な人に迷惑や心配をかけるわけがない。
イチローは言った。
イギリスの作家、ジョージ・ハーバートは言った。
休むのも、プロの仕事だ。自分が本当に真面目で完璧主義な人なのであれば、この事実を真正面から受け止めることが出来るはずである。