うつの原因は『無理をする』ことって言うけど、何をどうすれば『無理をする』ことになるの?
簡単に言えば、自分が本来望んでいる理想像と現実の不一致です。
先生
ハニワくん
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自分が本来望んでいる理想像と現実の不一致
と併せて考えていきたい。特に必要なのは、『うつ病克服の重要キーワード。『不一致』と『ストレッサー』』の記事を見ることだ。
正直これは本当に
で、風船にストレッサーを与えると、自らの形を歪ませてバランスを保とうとする。同時に、ゆがみを補正して元の形に戻ろうとする反発力が生まれる。外的刺激に対する生命体の緊急反応は、この反発力に当たる。
これは、『うつ病の改善に為に薬よりも重要な事実があることを知る 』 にも書いたが、人間は、『 生き物なのだ。
つまり、この『無理をする』ということで考えた倍、風船はストレッサーを与えらえれ、本来の形を一時的に失った。だが、その中で必死に形を歪ませてバランスを保とうとするが、同時に、(早く元に戻りたい)という動きがあらわれ、その戻れない状態のままでいることを、『負担 』だと感じているのである。
つまり、『無理をしている』のだ。早く、元の位置に戻りたい。その状態のままでいることは、窮屈なのだ。
先生
ハニワくん
先生
- 人間は、『自分が本来望んでいる理想像と現実の不一致』が心理的ストレスを感じる生き物。
身体は自分の心底の本音を知っている
よく、嫌いな人と一緒にいると窮屈さを覚える。あれも同じことだ。また、恋人関係で言えば、最初は好きだったが、嫌いになってしまい、あるいはほかに好きな人が出来てしまい、もう気持ちが完全にその人の方に向いている。
そういう時、
であり、喜びの脳内物質は出ない。それよりも、窮屈さを覚える。自分の本心と現実が『不一致』だからだ。そこには、『無理をしている』自分がいる。
だが、その無理をやめ、好きになった人の側にいくと、心底から喜びに満ち溢れ、生き生きとすることができる。このケースの人間関係の具体的な話は置いておいて、まずはこういうイメージを持つと、(確かにそういうことはあるな)という風に思えるはずである。
同じ考え方で、
- 恋愛
- 仕事
- 勉強
- 通学・通勤
- 食事
- 体型
- 人間関係
- 信仰
など、様々なものの『最適化』をして、自分の心底の声と『一致』させることは、人間に心身に大きな良い影響を与える。
例えば、太った人が、太った人を集めて、デブを正当化していた。だが、ある日その一人がマラソン中に気を失い、生死をさまよった。
つまり、本当はダイエットをして健全な食生活をした方がいいと思っていた。
しかし、その本音を心底にしまい込み、表層に出すのは現在の自堕落な自分の正当化だった。そういう仲間を集め、傷をなめ合えば、自分の現在の姿は正当化される。
のだ。
このイメージを持ちたい。
先生
ハニワくん
- 身体は自分の心底の本音を知っている。