仕事でせっかく昇進したのにうつになる理由ってなに?
一つは責任が増えたこと。もう一つは目的が達成してしまったことなどが考えられます。
先生
ハニワくん
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昇進したのにうつになる理由とは
と併せて考えていきたい。
これは、『うつ病の改善に為に薬よりも重要な事実があることを知る 』 にも書いたが、人間は、『 生き物なのだ。ということは、『自分が本来望んでいる姿』が、昇進した自分とはかけ離れているということだろうか。
いや、給料は上がるし、外聞や体裁もいい。地位、名誉、財力を手に入れることは人間の悦びに繋がっていて、人生の成功とそれらとは切っても切り離せないものだ。だからかけ離れているわけがない。そう思うからこそ、最初、昇進が決まった時は喜び、それまでも昇進するまで必死に頑張ってきた。
だが、
のだろうか。
それは、『うつの原因『結婚』。マリッジブルーの考え方』にも書いたような、
もう、自分の人生はゴールしてしまうのか…
という燃え尽き感、あるいは、オリンピック選手がオリンピックでメダルを獲ることだけに人生を懸けていた中、オリンピック終了後、オリンピックシンドローム(燃え尽き症候群)にかかってしまい、人生に意味と目的を見出すことが出来ず、廃人化してしまう現象に似ているのだろうか。
それとも『うつ病克服の重要キーワード。『不一致』と『ストレッサー』』に書いた様に、自分が望んでいた景色が現実のものとなったとき、そこに広がっていたのは とは違って、負担が大きいもので、その負担と、そのギャップの落胆の二重の負荷が、自分に襲い掛かってきて気持ちが落ち込んでしまったのだろうか。
先生
ハニワくん
- 人間は、『 生き物。
自分の器は足りているか
フランスの哲学者、ルソーの著書『人間不平等起源論』の文中には、
「人間が一人でできる仕事(中略)に専念しているかぎり、 人間の本性によって可能なかぎり自由で、健康で、善良で、幸福に生き、
(中略)。
しかし、一人の人間がほかの人間の助けを必要とし、たった一人のために二人分の蓄えをもつことが有益だと気がつくとすぐに、平等は消え去り、私有が導入され、労働が必要となり、
(中略)
奴隷状態と悲惨とが芽ばえ、成長するのが見られたのであった」
とある。つまり、自分一人の為に働くのであれば、そこには自分一人分の負荷があった。だが、結婚や、昇進によって責任が増えると、例えば会社なら、自分の部下のミスは自分のミスになるので、そういったことからも苦労をすることが増え、昇進するということは、ただ単にお金が多く貰えるわけではなく、
というこを意味していたわけで、
だとしたら、その『重荷』となる負荷は自分にのしかかり、それが『うつ病の克服に最も重要なキーワード『重荷を取って軽くする』』にも書いた様に、自分の心を鬱屈とさせることは理に適っている。
もし、自分がそこでその重さを『負担』だと思うなら、それは
である。どんなに水を注いでも、器が小さければ水はこぼれてしまうだけだ。自分の器が小さいということを認めることは『知性』だ。自分の器が小さいのにそれを見て見ぬフリをして認めないことは『無知』であり『執着』だ。
私は無宗教だが、真の教えから目を逸らすことはない。
ブッダは言った。
自分の心が不安定になるなら、そこにあるのはきっと
だ。
思い切って人生を大きく変化させたら、思いがけない展開が待っているかもしれない。そこで今よりももっとうまくいくかもしれない。自分の心底からのサインを無視してはならない。
先生
ハニワくん
- 昇進するということは、ただ単にお金が多く貰えるわけではなく、自分が持つ責任の重さが増えるということ。
- もし、自分がそこでその重さを『負担』だと思うなら、それはサイン。
- 自分の器が小さければ、そこに入る水の量も少ない。