うつは病気なの?それとも甘え?
その結論はこのページでは出ません。様々な状況があるからです。
Contents|目次
うつの人が病気か甘えかということについては、断言できない部分がある。例えば、うつによって自殺した人が身内でいたとしたらどうか。
また、自殺した人が、とてつもない劣悪な環境を強いられていたり、極めて大変な介護や虐待など、心身に著しい負担がかかるような状況を強いられていた場合、彼が死を選んで楽になる、あるいは、介護疲れで、相手を殺してしまうことは、その人の気持ちになってみなければ、本当の意見というのは言えないはずである。
『
』はどうだ。賛否両論だ。
もちろん周囲の人からすれば、死なれたり、殺したり、ということはとても物騒だし、周りに与える影響もあるし、身勝手に見え、他の手段があったのではないかと軽はずみに言葉にしたくなるだろう。
だが、うつで悩む人も、介護で悩む人も、自殺を考える人も、皆、抱えているのは軽い問題ではなく、このまま永久に先が見えないまま生きていかなければならないのなら、いっそのこともう人生を終わりにしたいと、公園ではしゃぎまわる無邪気な子供や、無意味な世間話をしてケラケラと笑う主婦や、繁華街で能天気に酒を飲んで騒いでいるサラリーマンを見ると、考えてしまうのも無理はないと言える。
だがもちろん、『
』ことが世の中にはあるのだ。うつだからといって許されないことがある。例えば、銃を乱射して大勢の人を巻き込み、自殺することだ。そこに残るのは虚無のみである。
本人は最初から虚無があり、自分だけが虚無に陥るのは不公平だから皆を巻き添えにした、というつもりかもしれないが、命の尊さを理解していない。
彼がもしうつで悩んでいるのであれば、克服し、同じような悩みを持った人々を助ける救世主になればいいではないか。
それもできない、あれもできない、だから人を殺そうなどということになるのであれば、残念ながらそんな命は、
でしかない。
命の重さは真理から見て平等であっても、我々は害虫駆除をするといって、虫や動物を大量に殺すことがあるではないか。人間はそういう生き物のはずだ。
道路を埋立、そこにいる種を絶滅に追い込み、皮をはいで血を抜いて、動物の肉を食べる。害虫は、殺される。神の目から見て命は平等でも、
同じように、うつになっても人を殺さない人だって、自殺しない人だっているのだ。その決定的な事実があることから、『うつは甘えだ』という発想が頭をよぎるのである。しかし、この記事では答えは出さない。また更に深くデータを取り、もっと綿密な記事を書くことにしよう。