うつ病になりやすい人は、真面目で完璧主義って聞いたんだけど本当?
本当です。しかし、それはごく一般的に言われている常識。このサイトでは、その常識から更に核心に迫って分析しています。
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この記事は、
うつ病の分類。なりやすい人と季節の関係 – Inquiry. |
うつ病の根幹にある『自分の思い通りにしようとする意識』 – Inquiry. |
と併せて考えていきたい。それらの記事で書いている様に、うつ病になりやすい性格というものがある。
1.ドイツの精神医学者、クレッチマーが提唱した、『
』。
2.ドイツの精神医学者、テレンバッハが提唱した、『
』。
3.日本の精神医学者、下田光造が提唱した、『
』。
これで言うと、私は以下の要素が当てはまる。
だが、
という部分は全く当間らない。私は完全に楽観的であり、確かに保守的であり円滑な関係を好むが、別に秩序が乱れても、
、と考えるタイプだ。頭の固さもない。柔軟性があって、まるでアメーバのような物体が心の中にいて、環境適応を最適化しようとする。
ということは、私の場合、『社交的で親切』、あるいは『きまじめな性格』という部分とは、
を持っていることになる。
いや、確かにベースにはそういう真面目さや完璧主義さはあるのだが、自身の波乱に満ちた半生も手伝ってか、『
』ということを悟っていて、あるいは、『自分の両親の信仰心を一生変えられない様に、死を免れない様に、この世には、自分の力ではどうにもできないことがある』
ということを悟っていて、指針となる『腹に据える一本の槍』とは別に、その槍をときに軟体化させて、折れないことを最優先させようとする、柔軟性がある。
だから『頭の切り替えがなかなかできない』という状態には陥らない。これら『うつになりやすい性格』の共通点は、このような
ところであると見受けられる。
それは確かに『真面目で馬鹿正直』と言うこともできるが、私は本当に真面目であれば、私が悟っているような圧倒的な事実を直視していなければつじつまが合わないと考えている。
SBIホールディングス社長の北尾吉孝氏は、『海賊と呼ばれた男』の主人公として脚光を浴びた出光興産の創業者、出光佐三(いでみつさぞう)について、こう語った。
『戦後は外国のメジャー石油会社と組んだカルテル側から徹底的に攻撃され、たいへんな苦戦を強いられることになる。周囲は全て敵ばかり、そんな状況でも弱音を吐かず、信念を貫き通し、ついに世間の支持を勝ち取ることに成功したのである。
そして、その過程で佐三は、何が起こっても動揺したりぐらついたりしないという意味の『恒心』を得た。それは苦難を乗り越えたからこそ自分のものにすることができたのだ。
(中略)
恒心を得るなら、まずは
- 『人はいつか必ず死ぬ』
- 『人生は一度きり』
という二大真理を頭に叩き込んでおくこと。すると、惜陰(時間を惜しむ)という気持ちが自然とわいてくるようになるだろう。そうすれば、状況がどうであろうと、いまここで全力投球する以外ないという心構えに自然となってくる。
このような二大真理から目を逸らす人に、私は
と考えている。