うつ病は人に迷惑をかけるから、やっぱり罪深いの?
うつ病で罪悪感を覚える必要はありません。やるべきなのはうつ病を改善させることであり、罪悪感を覚えることではありません。それが全ての立場にある人が望むことでもあります。
療養が必要と診断されたとき、変に罪悪感を感じる必要はない。風邪やヘルペスと同じだ。そう診断されたとき、いちいち罪悪感を覚えることはないだろう。単純に、身体を休ませ、免疫力の回復をしようと、ビタミンCを摂取しようと試みるはずである。それと同じようにすればいい。
ことを侮ってはならない。
罪悪感を感じるという人は、
があるのかもしれない。それ故、魔性(ませい)の疼きに耐えられないわけだ。
ここで言う魔性というのは、わかりやすく言うとよくイメージされる『天使と悪魔のささやき』の、『悪魔側』のことである。右耳に天使がささやく。
左耳に悪魔がささやく。
この天使と悪魔のささやきの、どちらに従うべきかという葛藤を描いたドラマや漫画などを、一度や見たことがあるはずである。
オーストリアの精神科医、フロイトは言った。
だから清めたい。洗礼をする。隠蔽をする。その聖人とのギャップにストレスを負う。という連鎖が行われるのである。
しかし、吉行淳之介がこう言うように、
うつ病の根幹にある『自分の思い通りにしようとする意識』 にも書いたが、どうも精神を崩してしまう人は、 様だ。
事実を悟るべきである。『