真冬のような寒い日は、どうしてもやる気が起きない。これってうつ病?
真冬のような寒い日にうつ的症状が出るのは当たり前です。そういう時は過剰反応せず、しかし適度にサボることを意識して行動しましょう。
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真冬のような寒い日にうつ的症状が出るのは当たり前だ。
と併せて考えていきたい。
考え方は全く同じこと。真夏の様に、うだる猛暑や酷暑の日々。真冬の様な、凍てつく、凍える、極寒の日々。そんな日は、やはり通常通りの生活が送れなくて当然だ。
何しろ、『酷暑、極寒』などと言っているが、実はアフリカやエジプトに住む人、あるいはロシアやアイスランドに住む人は、その気温が別に『酷暑、極寒』ということにはならない。この日本で考えても、北海道の人と沖縄の人とでは、その体感温度の差にはっきりとした差がある。
髪質や、肌の色、顔だちなどには、これら季候の差が大きく関係しているという。
のだ。
ちなみに私は真夏の暑い日に公園でサッカーをしていたら、エジプト人が一緒にやりたいと言ってきたので遊んだ。しかし、その暑さがゆえにすぐにバテてしまって、体力が持たない。だが、そのエジプト人の彼は全く問題なさそうにしているのだ。彼が生まれた場所と比べれば、日本の暑い夏など、日常茶飯事だったのかもしれない。
存命中は知らない人がいなかったとされるアメリカの天才、バックミンスター・フラーの著書、『クリティカル・パス』にはこうある。
太陽光を遮光する人間の器官に与えらえた皮膚の色素は、主に次の二つである。
- メラニン―茶色と黒色の皮膚
- カロチン―東洋人の(黄色の)皮膚
これらのことから、褐色か黒い肌をした人の足の裏や手の平の色が白色やピンク色をしているのは、その部分が太陽に晒されることもなく、そのため太陽からビタミンDを光合成できないので、メラニンやカロチンという保護フィルターで色付けをする必要がないからである。
このようにして人間の感覚や体型は、その環境に適したものに象られていくのである。ということは、『酷暑、極寒』という感覚に襲われる人間はそのとき、『異常な気温に曝されている』ことになる。
例えば、インド人やエジプト人が30度の気温を体感するとき、別に『酷暑』などとは思わない。2016年現在でも、インド北西部ラージャスターン州のファローディという都市で、同国過去最高の
を記録した。この地域では、40度を超えることは珍しくなく、そんな人々が、30度の気温の日に、『酷暑』などと騒ぐことはない。
だが、『真夏のような暑い日にうつ的症状が出るのは当たり前だ。』に書いたように、私はこのとき酷暑だと思っていたが、 だったのである。
それならば、『人によって体感温度は違って当たり前だ』という事実が浮き彫りになるわけである。
だから、もし自分が『酷暑、極寒』だと思い、気が滅入ってしまうのであれば、それはもう異常気象なのだ。だから自分のその感覚に素直に従えばいい。他の人は他の人だ。自分には自分のリズムがありペースがあり、感覚や性質がある。これに従うことが重要なのだ。