うつに効く言葉がなぜ『頑張らなくていい』なの?
うつ病患者は、『頑張りすぎたからうつ病になった』からという話が浸透していました。しかし、2017年の最新情報では、それが覆されました。
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うつに効く言葉がなぜ『頑張らなくていい』なのか。
この記事は、
うつ病の根幹にある『自分の思い通りにしようとする意識』 – Inquiry. |
うつ病克服の重要キーワード。『不一致』と『ストレッサー』 – Inquiry. |
うつ病は必ず治る。だから無理をしないで焦らずに – Inquiry. |
うつの時は自分のペースを掴むことが大切だ – Inquiry. |
と併せて考えていきたい。また、2017年に最新情報が出たため、その情報と照らし合わせて考えるべきである。
さて、よく、『うつ病の人に、『頑張れ』はNGワードだよ』というが、それは一体なぜなのだろうか。答えは上記リンクの記事を考えればわかるが、
なのである。
『真面目で完璧主義がうつになる。だが、完璧な人間など最初からいない』にも書いた様に、真面目で完璧主義だからこそ、責任感があり、気が付いたらたくさんの責務を負っていて、いつの間にか を背負っていて、まるで、限界積載量を超えた網棚や腰掛いすが、ぐしゃっと潰れてしまうように、心も崩れてしまうわけだ。だから、『頑張って!』という言葉は、そういう人に効く言葉ではないのである。
しかし、それを言った人と、それを言われて更に傷ついている人を客観視したとき、妙な違和感を覚える人はいないだろうか。要は、それを言った人は、別に
のである。それなのに、言われた人が、悪意があるとまではいかないが、自分の頭の中で純粋な善意を『変換』し、それを『重荷』として受け取った。ではこの場合、 なのだろうか。
『無責任にそれを言った人』か。あるいは、『それを自分勝手に変換した人』か。
その答えについての意見は、割れるだろう。
では話を第三者に変えてみよう。赤ん坊で考えてみる。子供でもいい。小さな子供だ。子供が花を摘んで、自分のところに持ってきた。だが、その花は『摘まないでください』という看板がある場所に生えていた花だった。子供は自分が喜んでくれると思って、満面の笑顔でこちらにその花を差し出している。
その時、あなたはその子供に対し、どう思うだろうか。子供に、悪意はあったのだろうか。ないなら、その子供の行為を、どう捉えるべきだろうか。
追記:
ちなみに2017年1月の最新情報では、『頑張って』という励ましの言葉は正当化された。この言葉が逆効果だと言われていた時代は、まだうつ病が浸透していない時代。今は、うつ病が当たり前となり、むしろ『
うつ病は頑張らなくてはいけないからだ。
従ってこの記事で私が疑問を持った、『
』に対する考え方や、『妙な違和感』を覚える、と書いたことは正しかったということになる。