世の中の見たくないものを見てしまって、うつになった。解決策はある?
うつになった原因が『悪』を見たことなら、解決策があります。それは、その見た『悪』が、『悪ではない』可能性があるからです。
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うつになった原因が『悪』を見たことなら、解決策がある。
うつで悩む人が悟るべき事実は『諸行無常』だ – Inquiry. |
うつになった原因が『悪』を見たことなら、解決策がある – Inquiry. |
と併せて考えていきたい。
『心がうつになるなら、心が晴れになるときもある。』にも書いた様に、普通は快晴の日が好きだ。だが、そういう人の知らないところで、『私は雨が好き』という人がいる。またあるいは、『雨が降ってくれないから、作物が育たなくて困るなあ』という人がいる。
だとしたら、自分にとって良い事、悪い事、というのが存在するだけで、この世に元々、『良い事、悪い事』というのは存在しない。
そう考えると、自分がその見た景色を『悪』だと決めつけたことは、正しいのかどうか、いささか首をかしげざるを得ない。背が高い人がいる。背が低い人がいる。それらはそれぞれの個性であり、なりたくてそうなったわけではない。そういう運命の下に生まれただけなのだ。
そのようにして、『故意ではない』場合があったとする。それならば、それは本当に『悪』なのかどうか。 『うつに効く言葉がなぜ『頑張らなくていい』なのか』に書いたような、『赤ん坊と花』のケースで考えたような、『悪意のない場合』は、どう捉えたらいいのか。
ワキガは、汗が出て来る汗腺、エクリン汗腺、アポクリン汗腺のうち、
とされている。実は、黒人がほぼ100%、白人が80%の割合で、ワキガであることを証明しているのだ。日本人の場合、10~15%。もっとも少ないのは韓国人、朝鮮人だ。私の知り合いの黒人も、確実に全員が、独特の匂いを発している。
だが、そこに彼らの悪気はなく、また、彼らからすれば、別にそれらは異臭でも何でもない。むしろ、我々が相手の国に行けば、我々の匂いはいい匂いだとは思われないだろう。
しかし自分としては、眉をしかめたくなるのが本音だ。それは匂いだけではなく、あらゆる面において、人間は自分にとって『苦手』な部分があり、たとえば害虫を家で見つけると、『悪だ!』と騒いで殺虫剤を手にする。
しかし、このような考え方は本当に正しいのだろうか。
と思うだろうか。この辺りの問題に頭をよぎらせてみると、自分が悪だと決めつけ、それによって苦しめられていた心に、少し変化が出て来ることになる。
ある風俗嬢が、『男なんてみんな』という口調で、男を悲観的に語っていたことがある。だが、だとしたら風俗嬢をやめたらいいだけだ。わざわざ男のまがまがしい一面
を見て、短絡的に男を決めつけることは間違いだ。
同じように、女でもそうだ。『女なんてどうせ』と言って決めつけるのは間違い。彼、彼女らにはそれぞれ、事情があったのかもしれない。あるいは、人間なんて皆、弱い生き物であり、合法か非合法かで自分の行動を支配され、主体的に生きることが出来ず、欲望とどう向き合って生きていけばいいかわからない、さまよう子羊なのかもしれない。
それであれば、逆に教えてあげるのはどうだ。自分から動いて、この世を変えてみるのはどうだ。私は、ある日見たCMのキャッチフレーズを忘れることはない。