うつ病に有効な言葉ってどんなものがある?
色々ありますが、自分がその対象である場合は、例えば『死ぬわけじゃないしなあ』という言葉をつぶやくことは効果的です。
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『死ぬわけじゃないしなあ』がうつの薬になる。
この記事は、
うつになるぐらいなら自分の感情を吐き出してしまえ – Inquiry. |
肯定的なひとり言がうつの薬になる – Inquiry. |
『まいっか!』がうつの薬になる – Inquiry. |
と併せて考えていきたい。
要は、うつになる人は、悲観的で、くよくよしがちだということだ。
『ちびまる子ちゃん』の藤木君を想定しながら考えれば、ほぼうつの対処法が浮かんでくるようになっている。藤木君には、山田君のような楽観的な人間の気が知れない。同じ状況に直面しても、山田君は状況を良いように解釈するが、藤木君は状況を悪いように解釈する。詳しくは『藤木と山田』に書いた。
さて、そんな悲観的な発想をしてしまいがちな、うつの人にとって、『死ぬわけじゃないしなあ』というひとり言とは、大きな効果を発する。『肯定的なひとり言がうつの薬になる』に書いた様に、私もよくひとり言というか、そういった自己暗示はかけてきた方だ。
など、自己暗示の言葉は様々だが、全ての根底で共通しているのは、『
』があるということである。
こういう、少し自分勝手なエゴにも見える自己肯定は、一見すると自己中心的で、傲慢不遜な思い上がった未熟者だが、実は、元々この人生なんて、生まれて、そして必ず死ぬ運命。
この果てしない大宇宙の果てがどうなっているのかも、この圧倒的な時間の果てがどうなっているのかも、人間の終わりも、地球の終わりも、何もかもがわからないまま、生きていき、そして死ぬだけの運命だ。
つまり、その中で『よし、生きてやる!』として自己を肯定し、命を燃やそうとすることは、別に不健全ではない。むしろ、知恵だ。矜持だ。これは儚い運命を背負った人間が見出した、尊いプライドだ。
そんな言葉の中に、『死ぬわけじゃないしなあ』という言葉がある。これも間違いなく、私は言ってきた言葉だ。
まあいいや!別に死ぬわけじゃないし。実際、今までも死ななかったし。
これは決して人生を軽んじて、刹那的かつ軽薄に生きることを助長する言葉ではない。
なのである。
大丈夫だ。必ず乗り越えられるのだ。まだ、生きている。