サザエさん症候群・ブルーマンデー症候群になりがち。どうしたらいい?
サザエさん・ブルーマンデー症候群のうつは、実は『惜しい』のです。脳番地と脳番地シフトのからくりを知ることがポイントです。
『うつやうつ症状を伴う病や現象について』にも書いた様に、うつの症状といっても、軽いものから重いものまで様々な種類がある。その中で、
というところに今回は注目したい。今回のテーマは『サザエさん・ブルーマンデー症候群のうつは、実は『惜しい』』ということだが、
というのは一体どういう意味だろうか。
医学博士、加藤俊徳の著書、『仕事ができる人の脳、できない人の脳』には、脳には『脳番地』と呼ばれる番地があり、それはそれぞれ、以下に大きく分けられ、
様々な役割を持っていると、説明している。 本にはこうある。
脳番地シフトで疲れた脳番地を休ませる
私たちの脳には感覚神経がありませんので、脳の状態を『痛い』『かゆい』『張っている』などと、皮膚感覚と同じようには知ることができません。そのかわり、
として現れてきます。このように脳が疲れを起こしてくると、当然ながら同じ脳番地を高いレベルで使い続けることは難しくなってきます。
イルカは左右の脳がつながっていないため、左右別々に休ませることが出来ますが、人の場合そうは問屋が卸しません。しかし疲れたからといって、寝なくても回復できる方法があります。
(中略)
そうです、
ことができるのです。このように、頻繁に使ってきた脳番地を休ませ、あまり使っていない脳番地を使うことを『脳番地シフト』と私は呼んでいます。
つまり、人間の脳は休ませることが出来ない。睡眠中も一生休まない脳の部位がある。
ということは、どうしたら脳の疲れを癒すのか。一つは、睡眠をとることだ。そうすれば睡眠中に脳が不要な情報を整理したりして、朝起きるとスッキリしている。このことから、睡眠を取れば脳は『リセットされる』ような感覚を持つことが出来る。
そしてもう一つは、このように『脳番地シフト』をして、
ことだ。
例えば普段、人によく指示ばかりしているのであれば、そういう人は『映画』などを観るのがいい。ああいった、一方的にただ鑑賞すればいいだけのイベントならば、普段使う脳番地とは別の脳番地を使うことになる。それによって、普段使っている『人に指示をする』という方向の脳番地は休憩することができ、脳への過度な負担が軽減されるのだ。
では、『サザエさん・ブルーマンデー症候群のうつは、実は『惜しい』』ということについて考えてみよう。
これらはどちらも、『土日にせっかくたっぷり休んだのに、月曜日からまた仕事が始まると思うと窮屈で、鬱屈とする』という心理状態なわけだ。では、その心理状態というのはここでいう脳番地で言えば、こうなるとは思わないだろうか。
つまり、一度『土日』で休息モードの脳番地シフトを成功させているわけである。そして、とても清々しく、リラックスした時間を過ごすことが出来た。なぜなら、脳番地シフトをしたからだ。脳番地シフトをしたからこそ、仕事では味わえないリラックスした時間を過ごすことが出来た。
では、仕事の時間だ。それならば、また脳番地シフトをして仕事モードにすればいいだけだ。それともまさか、一生遊んでばかりいる人生が幸せだと思っているのだろうか。その脳番地を使い続けることの効果が、本当に『永久に切れない』と思っているのだろうか。だとしたらそれは単なる無知だ。
IQ – IQ |
この記事に全てを書いた。