うつ病は人に迷惑をかけるから、自分一人でこっそりと解決した方が良いの?
いいえ。その真逆です。うつ病をオープンにし、なるべく多くの人を巻き込みましょう。
この記事は、
うつの人が『死にたい』と言っても無視する。それは間違いだ。 – Inquiry. |
高齢者のうつ病と認知症の特徴(仮性認知症・激越うつ病とは) – Inquiry. |
と併せて考えていきたい。
そこに書いた記事で、
と祖母について書いた。つまりここで言いたいのは、『うつ患者の周りが『巻き込まれ型うつ』になる可能性について』に書いたような、 だ。
『巻き込まれ型うつ』とは、うつの周りにいる人が、その負のエネルギーに飲み込まれ、自身もその闇に毒されてしまうことを言うが、
で済む。
両親、兄弟、身近な親戚など、考えられる人間関係すべてに、うつをオープンにし協力をお願いするのだ。そうすれば、一人の人が支えてやっていくよりも、当然負担は分散される。巻き込まれ型うつになる人も出ない可能性が高くなる。
『会社組織』と同じだ。銀行や株主がお金を用意し、社長が舵を握って幹部が調整を図る。部下たちが直接的な行動で働き、積極的に活動する人、戦略的に活動する人、援護に回って活動する人など、それぞれがそれぞれに適した役割を担い、それに集中することで、それをすべて一人でやる場合、あるいは当事者と支援者の二人でやる場合と比べて、圧倒的にそれぞれにかかる負荷が少なく、かつ、大きな効果が期待できる。
人間関係が出来ていない場合は、(面倒だ)と思う場合もあるだろうが、お金を出すだけ、たまに子供の世話をするだけ、あるいは、ケアに力を注いで家事がおろそかになる人に、おかずの残りを提供することぐらいなら出来るだろう。
どんなことでもいいから、少しずつたくさんの人に協力してもらえれば、一つの場所に闇が渦巻いて集中しているよりも、遥かに合理的であり、また、倫理的、道徳的に考えても、
はずだ。
従って、もちろんこの場合『医師の協力』も必要になってくるだろう。というより、『医師も巻き込む』考え方をするのだ。なんなら、『セカンドオピニオン』、つまり、現在診療を受けている担当医とは別に、違う医療機関の医師にも相談し、一人の医師だけに固執しない。なるべく多くの人を巻き込むのだ。
もし、本人が『自殺』という選択肢を考えたり、世話人が『巻き込まれ型うつ』になるのであれば、それは負のエネルギーを上手に循環させていない証拠だ。そこに集中してしまえば、そりゃあ直に少人数が負のエネルギーを受けることになるだろう。
私の部下は、吃音症を患い、ADHD、LD、うつ、といった症状にほぼ近いような、そういう精神状態を患っているが、そんな部下の教育をして、もう8年。何度も、
『
したせいで、全部俺にその役割が押し付けられてんだよ。お前の親は、かつて息子、つまりお前の兄が事故死したときから、お前に対して『生きてさえくれればいい』という『育児』をしてきた。
その気持ちはもちろんわかるが、『わかっちゃいるけど、わかっちゃいけない』ことがこの世にはあるのだ。例えば、だからといって
のか。いけないなら、やってはいけないことがこの世にはあるということだ。
お前の親は、育児をした。
だからお前のように、遅刻、寝坊、虚偽申告、手柄の横取り、捏造、隠蔽、誤魔化し、表裏的といった、愚かで未熟な、誰の人生の助けにもならないような、自分本位で利己的な愚かな人格が形成されたのだ。
そして俺の会社に来た。俺は遅刻をするお前を叱らずに、かばい、怒った客に対し、
と言い続けることで、会社の信頼を失い、会社は倒産する。
のか?俺の会社を潰して、何とも思わないのか?自分だけが楽をして生きていければいい、そのツケは親や周りが払ってくれる。だって、自分は生きていればそれだけでいい、兄を亡くした悲惨で可哀想な、特別な人間だから。とでも思っているのか?
お前の親も言わない。お前の友人はお前を避けて通る。お前自身も自分に甘い。だとしたら、もう俺以外に誰がお前を教育するんだよ。』
私の場合は特別だ。強い精神力と柔軟な考え方を持っている。だから彼の対応を8年間やってこれた。しかし、そんな私でも、何度も彼に対して殺意にも似た激昂をすることがあり、その甘えた心構えを完全に破壊してやりたいという思いに突き動かされた。
彼の親が、彼の教育、つまり『損な役目』を買って出て彼に厳しく大人の人間がなんであるかを教えてくれていれば、私の負担も少なくて済んだ。そう考えたことは何度もあった。
だが、何度も言うが私は特別のため、別にそれについて憂い、あるいは彼の様に悲劇のヒーローを気取るつもりはない為、そう思いはしたが、別にそこに依存することはなかった。
しかし、
これは間違いない話なのだ。